小股早歩きを懐かしむ

お客様が少しずつ入り始めているし、ウェブサイトも公開したとはいえ
まだ特に宣伝をしている訳でもないので知名度がある訳でもない。
後手後手のダメ広報の私が悪いのだが、パンフレットもまだなので営業出来ていない現実。
(・・・いつの間にか私は広報担当でもあったりする。)

だがそれでも、お客様を迎えるべく入り口に立っていると、
通りがかりの車や、近所のリゾートマンションをご利用の方たちに声をかけられる事もある。
犬の散歩をされて普段から見ていた方が気になって声をかけてくれたり
立ち寄ってくれたりして嬉しい限り。

だけどひとつ問題が。
みんなうちをレストランだと思っていること。
入り口の看板にはホテルの名前と、レストランの名前が書いてある。
その看板、レストランの名前の前には『食事処』と入っているのに、
ホテルの名前の前には『ホテル』という文言はない。
そうか!みんなホテルだって気付いていないのか・・・。
こりゃ大問題。なんとかしなくっちゃ。
しかもうちは和食なのに、ネーミングからイタリアンだと思っている方多数。
がーーん!!違うってば!
(業者さんの中にもそう思ってた人がいたっけ。)

それにしてもこの土地の、食事難民さんの多いこと、多いこと。
別荘族の方々、皆食事する場所に困っていらっしゃる。
私自身あちこち回ってみて思ったのだが、和食を食べさせるお店があまりない。
なるほど。ニーズはありそうだな。
そんなこんなで今日は近所の方からご紹介頂いた別荘族のご夫婦が食事にいらっしゃった。
あぁこの狭いご近所コミュニティ、ありがたい。
(・・・反面考えようによっては恐ろしくもあるが)

久しぶりにきちんと担当して接客。
前職で5組、6組のお客様を2人で担当していたのを考えれば、
ゆったりお話も出来るし楽しい限りだ。
揚げ物のオーダーが7件同時に入ってるから、今オーダー入れてもすぐに出ないよー
なんてスタッフ同士で声かけしながら
時間差で調理場に次の料理のオーダーを入れていた事をふと思い出して懐かしい限り。
あれぐらいにレストランがお客様で一杯になったらいいなぁ。。。

もともと那須時代、レストランの接客経験はほぼゼロだった私。
そう考えると前職軽井沢での経験、少しは役に立ってるのかな、と。
食べるタイミングを見ながら料理の進行をさせること。
子どもがいる時は進行は早めにすること。
板の間の接客で膝をアザだらけにしながら、
必殺 忍法小股早歩き(!!)
でよくやってたなぁ、と。
正直一番最初に、壁にぶつかってものすごく苦労した、
夕食の接客を思い出してなんだかふと妙に懐かしくなった瞬間。

何があっても、必ずプラスになって自分に還って来る。
無駄なことなんてひとつもないんだなぁって。
今の自分があるのは、過去があったからこそ。
そう思うと私を叱咤して、育ててくれた多くの人たちに感謝せずにはいられない。

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本日のまかない。
アワビの酒蒸し肝ソースがけとヒラメの昆布〆のドンブリ。
いやもう、ニヤニヤしながら食べましたとも。
たとえ切れ端でも変わりはない訳で。
ヒラメの昆布の香りに幸せを感じ
極厚のアワビの磯の香りにしびれそうになり。
働いていても太りそうだ。






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・・・でも相変わらずワインの抜栓は苦手なので、ソムリエの上司におまかせです。