ジャコリスト現る

かつて、伝説のジャコリストの称号(自称)を持っていた私。

今日は清掃業者さんがいらっしゃらないので、ロビーの清掃を徹底的に。
先日業者さんよりどうしてもガラスのフィルムを剥がした跡が消えない、とのことだったのだが、
一念発起して磨いてみることにした。

確かに少しこすったぐらいでは落ちない。
だが力を入れてみたら落ちそうな気配。
窓ガラス拭きって、ガラスクリーナーでやるよりも新聞紙でやった方がキレイになる。
インクの油分がキレイに汚れをとってくれるからだ。
どうしても落ちない部分を一度クリーナーを使って拭いて、そのあと新聞紙で拭きあげ。
両足を肩幅に開いて。膝のばねを使って、上下に左右にゴッシゴッシ。

おぉ!落ちた!!!

両手に新聞紙を持ち、物凄い勢いでゴッシゴッシ。
ピッカピカである。掃除するってこういうことだ。
拭く、という行動が大事なんじゃない。キレイにすることが大事。

もともと人の10倍汗をかく私。
こんな作業の時は頭にタオルを巻いて・・・。
気がつけば、まるでシャワーを浴びたてみたいに汗びっしょり。
両手に新聞紙を持ちで膝のばねを使って全身の力を集中させて
一心不乱に磨き上げる自分の姿。

・・・こりゃぁ酷い。酷すぎる。

でもこのリズミカルな動きはジャコリストになる過程で培ったものに他ならない。
窓拭きは床掃除みたいにジャコジャコ音がする訳じゃないので、
正確にはジャコリストではないが、ジャコリストな私がふたたび降臨した瞬間。
テルマン、廃業したらハウスキーピングさんに転向しようかな。