腹を割って話す

こんなことって普通考えたら有り得ないことだが、
何故かここでも私がお酒が好きだという話題になり、
私の上司、というには恐れ多い本社の最も偉い方々と、
昨晩は何故かバーで飲むことに。
仕事中だが、上司の許可が出てるんだから、良かろう。

バーテンダーデビューを果たした同僚は緊張しながらカクテルを作っていて、
謙遜してお断りしていたけれど、こんな機会滅多にない。
話すってこちらが相手を知るためでもあり、
また自分を相手に知ってもらうためでもあり、
どちらにしても本当に大切なこと。
だから私は嬉々として同席させてもらった。(美味しいお酒も飲めるし!)
またぬっこの暴走が始まったよ、という苦笑いで同僚も渋々同席。

出身のこと、私がなぜここに来たのか、そんな事を話し
また意外な上司の過去や、結婚や恋の話まで(!)
あれこれいろいろ話すこと2時間。
彼らが何を思ってこの事業に取り組んだのか、
私たちや今の状況をどう思っているのか、
これからどうしていきたいのか、
そんな事をあれこれ聞かせてもらった実りある2時間だった。
最後に、皆でウィスキーをショットで一気飲みしてこれからも宜しく、ということで
(高いのに・・・なんてもったいない飲み方なんだ!!)終了。

私は彼らから見ると、物事をハッキリ言い、
そしてどんな状況であってもズバズバ切り込んでいくタイプ、なんだそうだ。
・・・いったいどんな恐いヤツなんだか。
確かに私は揉み手して媚を売るタイプでは決してない。
そういう人たちの中であれこれ探り合いをしながら
渡ってきた彼らにとってみたら、単刀直入過ぎる私はもしかしたら新鮮なのかな。
物怖じしないといえば聞こえはいいけど、
周りからヒヤヒヤされつつ、肩書きも上下関係も全く気にせず
いつも通りあれこれ話す私は異質な存在には違いない。
でも、そんな私を排他的ではなく、好意的に受け入れてくれているのは
とってもありがたいこと。

うちは小さなホテルで、スタッフも数人しかいないような
ものすごい小規模な、企業というよりは商店レベル。
目の前で話す彼らは、何やら国内外に事業所を持つ大企業を束ねる方たち。
でも私は彼らに雇われて働いているスタッフでもある。
なんだか不思議な感じだ。