気まぐれな天気と心模様

山の天気は気まぐれだ。

遠くで雷鳴が聞こえたかと思ったら、
あっという間にあたりは真っ暗。
山の向こうからよく聞こえてくる自衛隊の演習の大砲の音かと思いきや、
稲妻の閃光と同時の轟音、視界がしぶきと雨粒で真っ白になるほどの豪雨。
わずか10分ほどの出来事。

事務所でひとり留守番をしていた私は慌ててパソコンの電源を落として、
嵐が去るのを静かに待つ。
建物の中にいるので息をひそめる必要もないのに
なぜか隠れている気分で小さくなって静かに過ごす私。
説明の付けられない複雑な心境に陥るような
知らせを聞いた矢先の天気の急変。
やり過ごすこと10分程、さっきの荒れ模様が嘘みたいに天気は元の青空に戻っていた。

そうそう、心境もこんな風に変わるもの。

今の自分を幸せだと感じるか?
例によって仕事あがりに深夜のだーれもいないバーで、
ビールを飲みながらとりとめのない事をひとりで考えた。

手作りのホテルで大事な仲間と、やりたい事が出来て十分幸せ。


幸せの形は人それぞれ。
私は私の道を、突っ走る。
それで『良かろう』

たまには立ち止まるけど、
前進あるのみ!