新しい日が始まった

まだ暗いうちに目が覚めた。
二度寝して寝坊するのも嫌なのでそのまま起床。
ここ最近秋らしい朝。
一晩中鳴き続けた虫たちの声が静かになる頃に始まる、
そこここから聞こえてくる鳥のさえずり。
そしていっぱいに吸い込むと体温との温度差をひしひしと感じるひんやりした空気。
ああ朝だ。

もう本当は少しだけ肌寒いんだけど、
サンデッキで箱根ベーカリーのバゲットとコーヒーで朝ごはん。
もしゃもしゃ食べているうちに空が白んできて、濃いブルーから淡いブルーへと変わっていく。
新しい日が始まる事を実感。

自分が大丈夫か大丈夫じゃないかなんてやってみなきゃ分からない。
一歩を踏み出すのを怖がったら何も始まらない。
行こうかどうか迷ったらそこに突っ込め、というのが私の信条(時にそれもどうかと思うけど)
なんとかなりそうな気がする。・・・というか、なるようにしかならん。
そうだよね。うん。そうだ。

具合が悪くなると周りの人の優しさが身にしみる。
そしてそれに甘えていたい気分ってほんの少しだけあったりする。
それは冬の暖かいお布団から出るのが億劫になる心境と似ている。
だけど、それらは私がそれにぬくぬくと甘えるための優しさじゃなくて、
また私が自分の足で立って歩き出すためにくれた優しさ。

朝のひんやりした空気は、寝ぼけた頭も身体もいやおうなしにたたき起こす。
もう足元もしゃっきりしてる。フラフラ嫌なめまいもしない。
またやれるって。
何となくお相撲さんの土俵入りみたいにホッペを両手で挟んでピシャピシャたたいてみる。
首をぐるぐる回して両手を空にかかげてうぃーっと精一杯伸び。

私の小さな身体に入りきれないほどのたくさんの励ましや優しさを胸にしまって、
本日のぬっこの1日がはじまった。

イメージ 1
鳥の水浴び場。
早くそこをどいてくれないか、と近くの木で待つ鳥が1羽。
すみません。そろそろ私も用意しますんで
後はあなたたちでごゆっくりお使いくださいな。