ぬっこ 行動検証と実験

コーヒーを淹れるのは苦手だ。薄すぎたり、濃すぎたり。
そんな中でお客様からコーヒーがぬるかった、とご指摘。

誓って時間を置いたコーヒーは出していない。
コーヒーの風味の期限は20分ほどしかないからだ。
そもそも少数のお客様に対して提供することが多いので、
ご指摘の日も大容量のコーヒーメーカーではなく、ペーパードリップで淹れていた。
おかしいなぁ。。。

そんな疑問もあって、検証してみることにした。
手にはデジタル温度計。
カップに注いだ直後のお湯の温度やコーヒーメーカーのお湯の温度。
湯沸しポットの沸かしたてのお湯、コーヒーメーカー保温湯の温度・・・などなど。
人間70℃台前半の温度でふーふーせずに飲めて、
60℃台になると明らかにぬるいと感じることも分かった。
一口ごとに温度計で計った。まるで理科の実験だ。

で、実際の私の淹れ方を考え直してみたら・・・。
・・・あ、ぬるいかも。
美味しいコーヒーを飲んでもらいたいという理由で淹れていた方法が
結果的に駄目だった。という検証結果。おろろろ・・・。

実際コーヒーは熱々でない方がコーヒー豆の良し悪しが分かりやすいのだそうだ。
高温であるほど苦味が強く鋭い味で豆の良し悪しは分かりにくい、とか。
緑茶も玉露などいい茶葉になるほど低温で淹れるのと同じなのかな。

豆の分量、提供しているカップの容量、これもこの機会にきっちり検証。
大容量のコーヒーメーカーで淹れられる最少量や、
お替り分を含めて少量を提供したい場合に必要なコーヒーの量。

それとオペレーションのすり合わせ。
そんなこんなで1時間半。

次回からは美味しいコーヒー、淹れられそうだ。
ぬっこひとつ成長。
でもそのお客様にぬるいコーヒーを提供してしまった時間は、もう戻らない・・・。
こういうときってつくづく失敗が許されない、
いつもが本番だと気を引き締める瞬間だったりする。

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・・・でも、温度計で計る姿はちょっと異様。
(検証の根拠のためである。実際提供時はそんなことしない。)