地域に溶け込むための洗礼

最近ホテルの地域の町内会に加入した。
回覧板が定期的に回ってくるようになった。
回覧板制度なんてまだ残ってたのねーなんてのほほんとしてたら・・・。

神社の清掃とお祭りの案内が届いた。
げっ。めんどくさっ。
ほんの少しそう思ったものの、なんだか面白そうなので率先して出ることにした。
だってこういう時こそ地域の人たちと話す機会持てるし。

・・・とはいえ。この神社の場所すら分からない。
インターネットで調べて出るような大きな場所じゃなくて
この土地で古くから信仰している神様だという。
分からないので、近くのマンションの管理人さんに同行させてもらうことにした。

イメージ 1
私の車で走っていったものの。
まるでケモノミチである。
ゴルフ場のすきまを通り抜けて、ガッタガタの山道。
車やっと1台分の道。

そこの途中の森の中に神社はあった。

イメージ 2
ここに祀られてるのは、
神社の名前にもなっているご神木の樫の木と、そして水の神様。
水の神様の脇には水源地がある。
みんなでキレイにしたものの、最初は藪の中の小さな祠。
階段なんてすっかり落ち葉に埋もれてた。

イメージ 3
温泉も、この水の神様に守られてる。
みんなそれを信じているからこうして大切に守っているのね。
温泉を供給している会社や水道局の方たちも神事に来ていた。
(この旗を立てるのが大変だったー。)
こんな山奥でひっそりと執り行われる儀式。
かしこみーかしこみー・・・なんだか神妙な感じだ。
地域や会社毎に玉串を奉納して終了。
手袋も帽子も脱いでの儀式。さ、さ、さ、さむっ!
でも多分神主さんが一番寒かったはず。
あのコスチュームは風通りが良さそうでものすごく寒そうだ。

イメージ 4
ホント立派な樫の木。
こんなに写真ばかり撮っていて仕事してたかって。
・・・えっと、一応。多分。(右往左往してただけ)
誰が誰だかわからない、
みんな同じ顔に見えるおじいちゃんたちに混じって
辺りを掃除して、御祭りのノボリを立てて。
町内の小さな居酒屋のおじいちゃんが
オードブルやら豚汁を作ってきてくれていて
ちょっとした宴会風。
(でもものすごく寒い中で宴会なんて感じじゃないので誰も食べない。)
気がついたら、20人ぐらい。

終わった後で片付けをしてその後で打ち上げ。
打ち上げの席でとりあえずお酒をつがれ、ビールをすすめられ。
昼間から、酔っ払いぬっこ、一丁上がり。

その席でオードブルを作ってきてくれた居酒屋のおじいちゃん。
なんと出身が栃木。そして釣りの大先輩。
そこで意気投合しておじいちゃんと話し込む。
気がつけば誰が誰だか分からないおじいちゃんたちだったのに
ちゃんと個々の顔と名前が見えてきた。

今度山歩きに案内するよ、次の休みはいつ?
釣り船、おっきなカワハギが上がるんだよ。行こうよ。
ダイビングも面白いよ、今度やってみたら?
おたくのホテルは食事だけも大丈夫?今度パンフレットちょうだいな。
・・・帰り道に次々に声をかけてもらって帰ってきた。

慣れない作業で疲れてる上に、
思いのほか飲まされて酔っ払って仕事にならない私。
温泉に入ってアルコールを抜いて、
仮眠をとるね、と言ったはずが起きたらもう夕方だった。
本日、仕事なんだかそうでないんだかよく分からないけれど
地域には少しだけ溶け込めたかもしれない。
会社に帰ったら、ぬっこさん、おじいちゃんの匂いがするよ、と同僚に言われたけど・・・orz

・・・来週は新年会、だそうだ。意外と地域活動あるものなのね。
多分これも私の役目になりそうだ。

あ・・・調べても分からなかったこの神社の沿革を知りたかったんだった。
飲んだら聞くの忘れちゃった。
追々おじいちゃんたちに教えてもらおうっと。

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足元が凍る山の中で半日作業、気がつけば背筋がうら寒い。
風邪ひいたかも。
そもそも濡れた髪のままで爆睡すりゃ、風邪ひくよね。
最近発作を起こすことしばしばの私。
発作起こして、そのまま死んでるかと思った・・・と
心配になって見に来た同僚の気配で起きた私。

でも、昼間から日本酒(大きなプラスチックカップなみなみ)とビール2本で
その後でかけ流し温泉&昼寝・・・ いいご身分である。
いや、これもまた仕事でして(多分ただの言い訳。)