優しい空気が流れる場所

しゅうまいの国横浜から大荷物を持って、かまぼこの国小田原まで帰ってきた私。
疲れた身体を癒しに温泉・・・ではない。
歩き回って足が棒のようになったのを癒しにリフレクソロジー・・・でもない。
向かったのは、小田原の駅前の一角にある大きな木がある狭い狭い路地。

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駐車場と駐車場の狭間に残されている、巨木たち。
小田原城の三の丸の土塁跡、と看板が立っているそこは、
幸田門(こうだもん)という三の丸への入り口があったとか。
戦国時代に上杉謙信さんや武田信玄さんが
小田原城に攻め入ってきたときはこの門から来たという。
そんな物々しい様子をこれらの木々は見てきたんだろうか。

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ここにある木は樹齢どれほどのものなんだろう。
どれもこれも、驚くほど大きい。
真ん中にあった松の木なんて、
てっぺんは見上げても見えないぐらい。
松ってこんな大きくなるんだ。

街に出かけても結局こんな場所にばかり入り浸る私。
そもそも私は緑がない場所には住めないな、と。

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こういう場所って優しい空気が流れていると信じている。
すぐ前には国道が走っているし、商店街に面している狭い入り口は見逃してしまいそうなぐらい。
そこを往来する雑踏も全く感じない不思議な空気が流れる場所。
そこにはネコがあちこちに。
とあるネコはふかふかの落ち葉に自分の身体をうずめて居眠り中。
私がしゃがんだり座り込んだりと挙動不審な動きをしてるもんだから
一度逃げた猫も不思議そうに遠巻きに眺めていた。

あなたたちの憩いの場をお邪魔してごめんね。
でも、私もこの優しい空気の御世話になりたい気分だったんだ。
ありがとう。

そんな気持ちを胸にしてこの場を後に一路お山へ。

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ここは先々週、見つけたばかりの場所。
今の私にとっては、好きな場所でもあると同時に、
実は悲しくなる場所でもある。
それでも現実を見据えるために。私は逃げない。