いつの間にやら風物詩

この時期になると挨拶代わりになる、
『あ、花粉症ですか?私もなんです・・・』というやりとり。
あぁ、まもなく春がやってくる、そんな時期なんだなぁ、と。
先日突然春の陽気が数日続いたけれど、お山ではやっぱりまた寒い日々が戻ってきた。
部屋の室温、1℃。気まぐれにフワフワ大粒の雪が空に舞う。
寒いのは嫌だけど、やっぱり時期相応の気温だったりするとちょっとだけ安心する。

スギ花粉は気温によって飛散量が変わるというけれど、
一度飛び始めてしまうと寒くてもなんでも関係なく多少は飛んでいるという。
それと同じように私の身体の方も一度花粉に反応してハクション祭りが始まってしまうと、
花粉の量に関わらず多少の症状が出続けるわけで。
両鼻にティッシュを詰めて仕事していて、同僚に呆れられ。
あんまり、目のやり場に困るというものだから、なんとなくいたずらしてやりたくなり
ニヤニヤしながらにおもむろに赤いマジックを取り出し
私の鼻に詰められた、その白いティッシュにそのマジックで色を塗って『鼻血!』と。

・・・えーーっと。小学生以下である。迷惑である。
いまどきの子どもだってそんな下品なことはしない。

とある業者さんに、こちらの引継ぎ漏れで
再度同じことを聞くべく電話してしまったのだけれど
本来であれば、先方にイラッとされて当然かもしれない、そんな内容の電話だったのに
いつの間にか花粉症談義に花が咲き、
ぴったり症状が止まった自分の飲んでいる薬まで教えてくれた。
いつも寡黙で書類に受領のサインだけ求めてくる業者さんが
私の様子をみて、花粉症のことについてポツリポツリと話して去っていった。

なんだか変な感じだけど、花粉症がいつの間にか季節の挨拶になりつつある、そんな今日この頃。
この時期になると鼻が詰まって頭がボーっとしていたりして
今日も業者さんとの打ち合わせで、
業者さんもぼんやりしていて
あれ?すいません、お渡ししようと思ってた資料なくしちゃった・・・なんて言い出すし
私もいつも口からポンポン怒涛のように出てくる言葉にキレがない。

私の花粉症歴はもう20年以上。
小学生の頃は教室の机の上に箱ティッシュを持参してどどんっと置いてたっけ。
あんまりティッシュの消費が激しいものだから、
首からトイレットペーパーにヒモを付けて下げてたこともあった。
あの頃は不思議そうな目で見られてたけど
(いや、花粉症だからじゃなくて多分振る舞いが怪しかったからかもしれない)
今では日本で10人に1人と言われるほどの数だそうだ。



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それにしてもいつになく頭がボーっと・・・である。