オトナコドモ

笑ってしまうかもしれないけれど、
どうしようもなく落ちて、落ちきって、そして開き直ったぐらいのときに友人に会い
一緒に銭湯に行ったのだがそのときに彼女と約束したことがある。

・風呂に入ること。
・化粧はちゃんと落とすこと。(仕事柄化粧するくせに落とす気力はない。)
・総じて自分自身のケアをすること。
・下着は上下違う色のものを着ないこと(あれ、彼女とそんな約束したっけ?いや、してないような)

(下着の話はどうでもいいとして)
ちょっと。ひどいよ、女子度落ちまくりだよ、と言われたその一言に、
んあぁ・・・だってめんどくさいんだもん。と返した私。

とにかく身の回りに対して気遣うという、女か男かという以前の話で
人として当たり前の事に対してまで全部厭世的になってしまったんだと思う。
こういう時の第三者的な意見はとにかく効く。
肌荒れは確かにひどかったし、
クツシタを右足と左足が色が一緒で微妙に違う種類でも正直どうでもよかったし
振り返り、指摘されてみると、うあぁぁっ痛いっ痛いっと思う部分多数。
風呂で背中までごっしごっし流してもらい、
今考えたらよっぽど私落ちてたんだろうなぁと。

言われたり約束したことはきちんと守る私。(・・・子どもか?)
化粧もちゃんと落とすようになったし
あんなにひどかった肌荒れも少しずつよくなってきた。
そういえば、机のカドにぶつけてオデコにコブを作ったのも、
転びすぎてアザだらけになった足もよくなってきた。
・・・実は書かない間も生傷絶えなかった私。
注意力散漫だったから余計にあちこちぶつかって歩いて(転んで)いたのかもしれない。
もっともこんな事を書きながらも数日前、
居酒屋から歩いて帰る途中に雪のかたまりを踏み潰しながら歩いていて
側溝(!!!)にはまったのだが。

頑ななまでにYesをNoといい、NoをYesと言う私の性格だが
何かの拍子にその殻を突き破った相手には、とことん素直で正直だ。
その厚い殻の中にいる私は。・・・多分どうしようもなく子どもだ。


でも・・・正直言うと、自分自身その厚い殻を破れていない。
それをメンドクサイ奴だと思わない相手にしか、
多分その殻は破れないし、
自分で、自分のことを面倒だと思っている今の私は
悲しいかな自分の殻を破れないんだと思う。