きっとうまくいく!!

人員数が減ってからの最初の満員御礼の怒涛の先週末。
みんなで頑張ろう!!とちょこまか走り回り、一致団結のバランス取り役。
サービスする側、調理する側の橋渡し、
そしてそれがサービスを受けるお客様を含めて三位一体になるように。
皆がベストを出せれば、きっと大丈夫。うまくいく!
そう信じた日。

夜、お客様から1通のメールが来た。
一番最後のチェックアウトでスタッフ全員で手を振ってお見送りした方だ。

メールには・・・
正直何も期待していないまま、いらっしゃったうちのホテルで、
非常に快適に過ごせた、毎月訪れる常宿の別のリゾート、
別のホテルよりも気に入ってくださったとの事だった。
何よりも嬉しかった事は…
うちのホテルの温泉や部屋などのハード面でなく、
接客や料理内容、料理を出すタイミングなど
ソフト面が特に気に入っていただいたポイントだった事。
何よりも、それは少ないスタッフ皆の力にほかならない訳で。
客が何を求めているかはそれぞれだと思うけれど、
そのお客様にとってここのサービスはぴったりはまってしまいました、と。
うちを新たな常宿として箱根に通ってくれるそうだ。
更にはその日泊まっていらした別の二世代家族のお客様からも、丁寧にお礼の電話を頂いた。

その日1日の怒涛を乗り切った後であれで本当に良かったのか正直考える部分もあった。
正しかったかどうかの判断は私ではない。
その判断はお客様から下されるものだから。

ここには残念ながら、よく出来た仕組みはない。
だが縛られるものは何もなく人の上下関係もない。
ただただ目の前のお客様に対して
いいと思う事、
喜んで頂けると思う事なら何でもする、
当たり前の事を当たり前にして差し上げる、たったそれだけ。

だから、前職のアンケートでよく書いて頂いたお客様からの言葉、
『スタッフが若いのによく教育されていた』という答えはないと思う。
それは教育された結果の動きではないからだ。
皆が心からしてあげたい、人としてこうしようと思ってしてきたことだから。
勿論その結果傍から見てずれた動きがあれば、その後での反省会は欠かせない。
そこで意思統一をして、どうしたら良かったのか、今後同じケースではどうしていくのか。
徹底的に皆で話し合うようにしている。
ここでの接客するやり方はマニュアルに沿って動く標準的な作業とは、根本的に違う。

同じやり方が他の施設で当てはまるとは思わない。
人数が多くなれば、そうもいかない。
だけどこういうやり方があってもいいのかもしれない。そう思った。

お客様からのメールの内容を噛みしめて、何となく涙が出た。
涙が出たら止まらなくなり、夜中の事務所で1人号泣。
心から嬉しかったから。
私は皆がいい状態で動けるように。
そして皆は私がいい状態で動けるように。
それぞれがサポートし合って出たひとつの答えだから。
勿論今日だってお客様はいらっしゃる。
良かったのはこの1日だけ、では駄目だ。
でも、これから同じ日々を積み重ねて行くことは、
少なくともお客様に対しての行動として間違っていない。
そう自信を持っていえる。

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本当に更新の励み、ありがとうございます。


大丈夫。うまくいく!
皆がそう信じて動くことは決して悪いことじゃない。
だから今日も・・・大丈夫、きっとうまくいく!
ちなみに―今日は5度目の延期を経て、やっとすすき野原の年に1度の野焼き。
お客様にも見てもらいたいから・・・案内してみようっと。
(自分も見たいので、送迎がてら見てみたいなぁ・・・ともくろみ中)
さぁ、朝ご飯の時間。そろそろ出陣。