さて。はて。なんでだろうね？

この間、実家に電話しながら、ふと言った一言。
もしも･･･もしもね。
万が一私が過労死しても･･･会社のこと訴えないでね。
うちの会社きっとつぶれちゃうから。
私がやりたくてやってるんだから。

･･･今思えば一応三十路を過ぎたとはいえ嫁入り前だというのに
なんて縁起でもないことを親に言ったのかと思うのだが。
後から激しく反省。
元気で頑張っていると思っている両親に対して、
そんな事突然電話で言い出したら、心配するじゃないか。

だけど、ホント、目が覚めなかったらどうしようかと。
寝ても醒めても仕事仕事で、寝不足と疲労を通り越して頭の奥底が常にずずずーんと痛かった。
いつ寝たのか、更に起きたのかも分からないけれど、
気がついたら気絶していて、何となく反射的に覚醒したらもう事務所にいて。
自分が何日勤務していて、何時間働いていて。
そんな事などもう既にどうでもよかった。（多分今も変わってないけど。）

体制が変わった事で意地になっていたのもある。
なんとかしなくちゃ。と。
誰かが何とかしてくれやしない。放置していてもいい方向になんて進まない。
指示してくれる上司なんていない。やるのは自分たち。
ここを生かすも殺すも自分たち次第である。
それで何となく覚悟を決めた、というか。
本社のお偉方はいて、突如訳の分からない爆弾を投下しに来るけれど
実際の運営は、誰がするでもない、私たちだ。

とは言え、実際はひと山すら超えていなくて、ちょっと坂を上って標高を上げた程度。
登り坂でペースを上げて息切れして。ちょっと一休み、そんな感じ。
だからスタートラインよりは少し過ぎたのは事実なので、少しずつでも歩を進めるのみ。
意地のおかげで、あれこれ方向性探しにがむしゃらに動く事になったけど。
そのがむしゃらさは、てんでばらばらな内容をあれこれ同時に考え付いては、
その場で対策を依頼したり、これからやることとしてしたためておいたり。
今度は一つ一つそれらをまとめて整理したうえで、形にしていかなくちゃ。

仕事を山登りに例えるならば。
地形図を見極めながらルートを探して。あとは一歩一歩進むのみ。
近道なんてないし、楽な道なんてない。
それでも好きだから大変でものぼりたくなる。
たまには突如大きな鹿に出くわすこともあるし、
身の丈よりも高い笹薮を分け入って進まなきゃいけないときだってある。
何で大変な思いして山なんかに登ってるわけ？と、
一時足しげく山通いを続けていた時に言われたことがあった。

さて。はて。なんでだろうね。
だって何となく大変だけど楽しいし。
ふとした景色きれいだし。
山の上でさ、食べるおにぎりとカップラーメンが美味しいんだ、これが！
そんな風に答えたけれど、質問した相手は怪訝そうにふーんと相槌を打っただけだった。

今の仕事ってそんな感じだ。
ふとした何かでああ報われた！と思えるような嬉しい出来事があって。
大変なことばかりなのに、それでも歩みを進めずにはいられなくて。
何が楽しくてこんな大変な思いしてるわけ？と言われても、
さて。はて。なんでだろうね･･･とさっきの山登りの答えと同じような事を言うに違いない。

あ･･･ここ1年ぐらい、山、行ってないな。。。
金時山にでも登ってこようかな。
んー休みにやりたいことがいっぱい！！でもそんな時に限って休みがない♪

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そして･･･実は今会社にいて、3時半になるというのにまた仕事していた自分。
あぁぁ寝て！！私。
緊張の糸を張り詰めるのはまだ夜が明けてからでいいんだから！
そう自分にいい聞かせつつ･･･こんな時間なので多分会社にまた泊まってしまう私。
ワーカホリックぬっこ。
会社は何もしてくれない。それはよく知ってる。
だけど、私は会社のために働いてるんじゃない。自分のために働いてる。
そう思う。