今日1日をハッピーにしてくれた出逢い

ここまでの道中、やることなすこといいことなし、のぬっこ。

1.電車でまさかの乗り物酔い→記事はこちら

2.怪我をさせてしまったおばあさんを探して徒労に終わる→記事はこちら

…だが神様はそんなお人好しで間抜け過ぎる私を見捨てなかった。
(と、適当に大げさな事を言ってみる)

乗り物酔いも、疲れて寝てしまった事で少し回復。
見慣れたかまぼこの国の駅に到着したところで、ぬっこ充電切れ。

あぁ疲れた。
ハラヘッタ…

リアルすぎる話で大変恐縮だが…
今回住み慣れたお山には帰らない。
えっちらおっちらここへ来た理由は、
失業給付の申請と、役所への転出届の入手という、何ともリアル過ぎてちっとも楽しくない用事。
道中は前述の通り、ついてないことの連続。
まぁこんな日もあるさ。
ちょっと寝たらケロッとしてしまった私。
1日中やられっぱなしの私にしては、珍しくうたれ強い。

とにかく重いスーツケースを何とかしないとあちこち動くにもどうにもならないので、
(そもそもこうしてパソコンなんぞ持ってきたからいけないのだが…)
ゴトゴト、ゴロゴロ、今日の宿泊先のホテルへ。
荷物を宿泊先のホテルに預けて身軽になった私、何をするにも腹ごしらえ、とふらふら。
お!サラダ、味噌汁、香の物、デザートにシャーベット、コーヒーが付いて…

な、なんと。
ステーキ丼1500円!なんか美味しそう。
そう思って足をとめた私。

これまたリアルすぎる話で大変恐縮だが…
実はここ1カ月全く食欲がなかった。
こんなに食欲命!!!!の私が、である。
ぬっこ始まって以来に近い話だが。

それゆえ、この食欲が戻ってきたことは私にとって、とってもとっても嬉しい事。
だからそれに従うことにした。
そんな時、メニューのホワイトボードを眺めるご婦人。
そして2階のステーキハウスへのエレベーターに同乗。
何を話したか、すっかり忘れてしまったけれど一緒に乗った車内にて何となく意気投合。
話しながらエレベーターを降りたら、お店の方が待ち構えていて、そんな笑顔の2人も見て、おふたり様ですね?と。
いや…あの…ひとりずつです…。

あ、でもせっかくだからご一緒しましょうか?とご婦人より。
ええ是非、と私。
そういう訳でなぜだか初対面ランチ。
ご婦人は70代前半ぐらいかと思ったら、なんと81才。
ご主人は既に他界していらっしゃって独り暮らしとか。
近くに娘さんが住んでいらっしゃるのでたまにお逢いするのが楽しみ、という方だった。
生まれ育ちがミカン農家、そして3つ上のお姉さんが横浜でご健在だと言う方と
あれこれ話しながら食事。
仕事柄か、私の適当過ぎる性格のせいか見知らぬ方と話をするのは別に苦ではない。
それゆえ、本当に楽しいひととき。

サシが入った目の前で焼き上げてくれる脂が甘いお肉や野菜乗った丼に大満足しながら
2時間も話し込んだ挙句、結局ご婦人がこの後で行くと言っていた
スーパーまでお送りして互いに名も告げずに別れた。
そのご婦人は私の両親よりも当然ご先輩。
だけど、あれこれ話した事、お逢いした事、楽しいひととき、多分一生忘れないと思う。

だって…私のついてないと思う気分をすっかり一掃してくれた。
そしてお話しした内容は内緒だが、
私からご婦人には今の私の置かれた境遇を結局一言も言わなかったというのに
なんとも今の私をまるで知ったかのようなお言葉を頂き、
そして1カ月食欲がなかった、というぬっこ始まって以来に近い出来事を
キレイに払しょくしてくれた方だから。

怒涛のスタートダッシュの初日はこうして終わろうとしている次第である。

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すみません。謝りっぱなしですが。お返事は今週中に。
数か月放置したこんなブログにお返事頂ける事を
本当に本当にうれしくて何度も何度も繰り返し読んでます。