こんにちは癖が抜けない

このホテルの仕事というのは、出勤時間がまちまちである。
早朝出勤する人もいれば、夜勤で暗くなってから来る人もいる。
仕事を終えて帰る人とこれから仕事をしようと出勤してくる人が入り乱れる。

だから、普通の会社では一斉に朝出勤してくるから、
最初の挨拶がおはようございます、だったりするのが
ホテルでは、お疲れ様、というのがあいさつ代わりになるように思う。
少なくとも、今までいたところはそうだった。
ひとまず、顔を合わせたらお疲れ様、または、お疲れー。
疲れていようが疲れていまいが。
顔を合わせた上での挨拶としての言葉で使っているのだからしょうがない。

今は前々職となるが、そこの職場ではこの挨拶としてのお疲れ様は使わない所だった。
挨拶代わりのお疲れ様は、こんにちは、に置き換え。
その結果私は昼でも夜でも、また電話口で知り合いや上司と話す最初の言葉は
こんにちは、と言う癖が付いた。
そういえば最初はこのお疲れ様=こんにちはを異質に感じた事もあった。
それがいつしか私も使うようになり、そして染みついて抜けない癖になってしまったが。

でも意外と実生活で「こんにちは」って言葉を使わないように思うのは私だけだろうか。
昼下がりのニュース番組で耳にし、
そして自分では山登りに出かけた山道で出逢う人たちに対してしか使った記憶がない。
(ちょっと大げさすぎるかもしれないけど)
次の職場の直属の上司となる前々々職(ん?あれ?渡り歩き過ぎて訳が分からなくなってきた)でも
直属の上司だった方から仕事関連の電話があった。

今後の仕事の流れ云々についての連絡だったので、
私としては大まじめにもしもし?こんにちは。と。
夜の7時にである。
この、こんにちはの理由を知っていれば、あぁそういうことかと思うかもしれない。
だけど、一般的には外も暗いこんな時間に、
しかも上司である人に対して開口一番、
こんにちははないだろう、といった所。

鬼軍曹だったその上司、電話口できっと凍りついたのだろう。
ほんの少しの沈黙の後で、…おい、お前、大丈夫か?!と。
後でこの理由を話せば納得してもらえるだろうけど、
この、こんにちは癖、意外とクセモノである。
未だにしっかり染みついて抜けないんだから。

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でもこの、こんにちは、悪い習慣じゃないと思うんだけどなぁ。
確かにあいさつで使ってた頃、
出勤したての人に疲れてないからっ!って突っ込まれた記憶もあるしなぁ。
ま、場所が変わればルールが変わるのも常。