あの・・・私クビですか?

私はどこからどう見ても、平社員だ。
肩書きもない。しかもちびっこときている。(関係ない)

…だけど、今回の私、
支配人や副支配人がバックに付いた、平社員という特異な立場で入社。
(たまたま先輩上司がその場でえらい方だっただけで、
からしてみれば彼らの権威を行使したつもりもないのだが)

それゆえ、いったいこいつは何者ぞ?というのは誰しも思うことらしい。
人によっては自分の立場を脅かされるんじゃないかとすら思う人もいるかもしれない。
だけど当の本人は、あくまで超能天気。
いつものごとく、あ、どうもどうも。無礼者ですがどうぞよろしく!なんて笑顔。
怪しげなで生意気な奴が来たぞ、と警戒している人から見たら
私のその態度をどう思うのか。
そんな事をぼんやり考えた。

声が大きく、さらに語気が強い私。
悪気がない一言も悪意があるように聞こえる場合もある。
口は災いのもと。だからこそ口を開くのが怖いな、と。
でも尻ごみして逃げては解決にはならないし、
たぶんいつでも私に付いて回る問題のひとつであることも確かだ。
いっそのこと、ものすごい肩書きが付いてしまった方が楽なのにな。
(超法規的存在の平社員とか…)

いつも私は低気圧だ。
何やら自分でも意識がないまま周りを巻き込み、
大型台風になってしまうこともしばしば。
本人は『台風の眼』状態なので、気が付いてないのだけれど。
さすがワクワククラブ隊長である…なんて
吞気な事を言っている場合じゃない。

明日行った途端別室に呼び出されて
もう会社に来なくていいです、と言われたらどうしようとか、
つまらないことを考えて悶々としていても仕方ないので、
単刀直入に上司に電話してみた。

あの…すみません、私、くびですか?
私のせいで、快く迎え入れてくれた上司の顔に
泥を塗ってしまったのでは申し訳ない。
率直に自分が今まで立ち回ってきた立場のことも含めて
話し方や立ち居振る舞いに関して
自分自身確かに見直す機会すら持たないまま
この年齢まで来てしまった事を素直に話した。
歯に衣着せぬといえば、聞こえはいいけど、
たまにはオブラートに包まねばいけない場合だってある。
自分自身、辛辣な言葉にはめっぽう弱いというのに、
人には辛辣な言葉を言ってしまうこともある。

いつだってそうだ。
私は1つ1つぶつかって悩まないと答えが出せない。
不器用なのは昔からのこと。
柳に風でありたいと常々思っていても、
どうも柳の木のようなしなやかさはなかなか持てずにいる。

クビですか?という言葉に対して、
んなわけねーじゃん、何言ってんだよ、と上司。
それよりも、何よりも、これから仕事で返していけばいいんじゃないの?と。
お前にはやれるだけのスキルもそして意欲もあるんだから、と。

涙が出た。
そして正面からぶつかって話をしてよかったと思った。
仕事が出来るって嬉しいでしょ?と数日前に上司に言われた。
そう。本当に心からうれしい。
だからこそ、こんな事で折れたくない。
私の良さも発揮してないうえに
私がしたいことも吸収したいことも、何一つ出来てないんだから。
まだたったの10日と少し。
最初のマイナスイメージ、必ず払拭しよう。
そして、必ずここから学べることがあるはず。

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失敗は失敗。でも倒れてもただじゃ起きない。
よく転ぶけど、必ず立ち上がる。
今日、家から車で10分ほどの高台に上って海を眺めてきた。
空の青と海の青。それを隔てる水平線。
こうしてまっさらな気持ちでそれを眺められることが多分ささやかな幸せ。

今自分が出すべき部分、抑える部分のバランスがうまく取れていないだけ、
友人はそう私に言った。そうかもしれない。
尻ごみしてすべて殺してしまうことが良いことじゃない。
自分の良さをうまく出す事。多分私にはその選択が上手ではない。
世渡りはめっぽう下手だから。だけど・・・きっとうまくいく。
きっと。そんな気がした。