ぬっこ過剰サービスについて悩む

過剰サービスについてずっと考えていた。

私は、サービスに不足はあっても過剰はないと思う。
そもそも過剰かどうかを決めるのはお客様であり、提供する側の私たちじゃない。

確かにお客様によっては簡潔なものを求める方もいらっしゃるけど、
それは接する上で察し
引く部分は引くのはこちらの技術のうちであり、
どの方に対しても言われた事にだけ答えるというのは何となく違う。
いつも思うがリゾートに関しては、ご提案もサービスのうちのように思う。
とある方から、いつも言葉に挟まれるのが…
電話が長すぎる、
バカ丁寧に話す必要はない、
メールが長すぎる…

それらを集約した言葉が過剰サービスなんだと思う。
私を名指しで言う訳じゃない。
でもいつも私絡みのお客様や私が質問した答えに、お客様にそれは案内する必要はない、と言われる。

丁寧に案内しようと思うがあまり
言い回しが回りくどくなるのは自分でも自覚してる部分。
逆にわかりにくい場合もあるゆえ、気をつけなければ、とも思う。

でも、根っこの考え方、私間違えてないよなぁ、と
何度となく自問自答。

何のためにこの仕事をしているのか、
何を目指すのか、
その方と私とは、根本がどうもずれているのかも。
多分相容れないだろうな。

高級旅館たるものスタッフは威厳を持って接し
出来ないものは出来ない、
やらないものはやらないとハッキリとお客様に意思表示…
要望を全て聞き入れるなんてとんでもない。
旅館としての格式を作り敷居の高さをアピール、だそうだ。

残念。
やっぱり目指すものが違うみたい。
おもてなしする側がお客様に偉そうにして、
いったいどうしたいんだろう。


でもそういう考え方がある事を初めて知った私。
ある意味新鮮だった。

あんまりびっくりしたものだから上司に驚きの報告をしてしまったくらい。

その独自理論を展開する方の方針で言えば、
お宿の責任者である、私の上司全否定である。

でも、思いもよらない意見って大切だ。
解せなかった発言についてぼんやり考えつつ、
今日は戦前生まれのお医者様をされている年配のお客様の話し相手を
帰り際に延々と30分。


(そんな私を苦々しい顔で見ていたその方は、多分飽きれて物も言えないだろうな)
でも、私からすればこれも必要なプロセスのひとつ。
無駄話じゃない。
ただ、このご年配のおじ様のおかげさまで
明日朝一で見積もりをFaxする羽目になったのだが。

明日の休みは、8時から会議、その後このおじ様の手配をして…

んぎゃっ
だ、だから明日は休みだってば、私。