働けど働けど

働けど働けど わが暮らし楽にならず じっと手を見る

おどけながら、働けど働けど~と変な節を付けて1日言っていた私。

いやはや、予約爆発中なのである。
どれぐらい爆発かって…
人を増やす事にずっと首を縦に振らなかった会社側が、
ようやく重い腰を上げてくれそうなくらい、である。

連日の手配で、気が付けば日付が変わっている。
朝9時から夜中の12時まで毎日働いてるなんて言ったら、
そりゃあ増員を考えざる得ないだろう。

80時間で過労死認定のニュースがあったけど、
多分今月の私の残業時間は間違いなく100時間の壁を越えるはずだ。

本来静かなはずの冬のお山だが毎日が夏休みか年末年始みたいな状況。
いったいどうしちゃったんだろう。

何か広報的に大きく仕掛けた訳でもないのに。

残業時間は世の中の人たちより多分恐ろしく長いけど、ゆっくりあわてず着実に。

長い労働時間をカバーするための犠牲もある。

睡眠は削らない。
ちゃんと三食食べる。
これだけ働いてても、きちんと睡眠時間は6時間は取るし
仕事しながらでも食事はとる。

これをずっと続けるかと問われたら否、だと思う。

でも今私がここで踏ん張ってるのは
会社のためじゃない。
あくまで会社は私がイキイキ動くためのフィールドでしかない。
地位や名誉のためでもない。
肩書きがあった方が動きやすいのは事実だけど、
それは求めて得るものとも思わない。
結果や評価は後からついてくるものだ。
それに誰かに気を使って周りの人のために仕事している訳でもない。
多分、ただ単純に思う存分この仕事がしたい、そう思う自分のためである。

働けど働けど…なーんて言ってるけど
私なりに少しずつ前進してるって思いつつ日々を送る私。

会社のお局女史も意地悪な上司も、この小娘に悪意がないことは理解してくれたようだ。

人の嫌な頼みだって面倒だと押し付けられた仕事だって
笑って受ければ、自分が困った時に必ず助けてくれる。
自分が失敗するからこそ、相手の失敗をリカバーしてあげなきゃ、と思う。

だから、確かに働けど働けど暮らしが楽になる訳じゃない。
でも…とりあえず食いっぱぐれずに生きてるし
じっと手を見ながらも、この職場で嬉々として働けている事が、心から嬉しいと思う。

それで、いいじゃん、と。


今現場での体力勝負の仕事は多分ムリだ。
だからデスクワークを選んだ。
長い目で見れば、ライフスタイルや体調に合わせて仕事への関わり方も変わっていくのだと思う。

今こんな風にやっているけど、
あと10年して同じ事をしているとは思わない。
時には仕事の分量を減らすかもしれない。

でも多分私は10年してもこの業界にいると思う。
マネージメント側にいるかもしれないし
人材育成に回るかもしれない。
でもその時に出来る形で、某かの形で関われていたらそれでいい。
そのときには今の会社にいるかもしれないし
もしかしたらまた別のフィールドにいるかもしれない。

働けど働けど♪
そんな悲哀感ゼロでこのフレーズを口ずさむ人なんて、
多分いないだろうな。

さて、そんな私も今日は久しぶりの連休で栃木へ帰省である。