スットコドッコイなりに

忙しいと、心を亡くす。
昔の人はうまい事を言ったものだ。

一昨日の私の突然の休みで、上司が言った言葉。
この休みは精神的なのか、身体的なのかと。
ある意味ものすごく辛辣な一言だ。
その答えをを私に求めてどうするんだ。
第一どっちがどっちの原因かなんてハッキリ言って自分でも分からないし
どっちに転んだ所で体調不良には変わりない。

多分上司だって分かってるはず。

だけど、忙しいのを分かっていて、なぜに「今」休むのだ、と。
這ってでも出勤しろと内心は言いたい所かもしれない。
だけどそう言えば私は本当に這って出勤して、しかも会社で倒れるオチが付く。
それでは余計にめんどくさい。

そんなジレンマを抱えた、苛立ちの一言だったんだろうな。
上司だって人だもん。
私自身、自分の体を呪いすらする、と。
悔し涙を流して休んでいる事。
それでも諦めずに、立ち上がる事。
改めて伝え直した。

後輩は私が抱える事情を知らない。
だーっと一生懸命やってパタリと休まれたら迷惑千万なのは確か。
だから、自己管理が出来ないダメな奴だと内心思う部分もあるようで、
仕事の片付け方やスピードアップの重要性、効率化重視する事で、
早く仕事を上がるべきだと、私の仕事の取り組み方に対して一生懸命指南される。

うんうん、そうだよね。
なかなか出来ないんだよねー、それが、なんて頭をポリポリ。苦笑い。

本当はそんな事ははなから分かっている。
正論でパパッと片が付くほど、問題は単純じゃないんだ。
だけど、ここで議論したって反論したって仕方ない。
これはぬっこ自身の問題だし、後輩のいうことは間違ってない。

車に例えるなら…
ブレーキが機能してないのに、止まれって言われたって止まれない訳で。
今までアクセルふみっぱなしで走ってきたのだから。
ものすごく馬力があり、
ものすごく軽くて速いけど、
ボディー剛性が低い、そんな私。

エンジンブレーキを使って
うまくスローダウンする術を身につけることや、
何かひと手間加えれば多分いい走りが出来るはず。


もともと慌ててうっかり失敗をするタイプの私。
だから今まで時間をかけてやり、それをカバーし何とかしてきた自分もいる。
だけど、体調がうまくない事が多い中で、方策を変える時期に来ている事も分かっている。

正論では計れない事だってあるんだ。
要領良くやれない私。
スピード重視で仕上げてお粗末な失敗もいくつか。

やっぱり、何となくやり方から変えなきゃ意味ないんだな、と反省。

自分で納得した上でないと、何となくうまくいかない。

幸いなのは。
そんなスットコドッコイな私でも、
とりあえずは温かく見守ってくれる場所がある事。

これもまた、リハビリなのかもなぁ。