その風はどこで生まれたか?

今日の散歩は海へ。
天気はいいし風もないのに、波だけは高い1日だった。
 
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おかげで海岸はサーファーの方々で大盛況。
いい波のタイミングを待つ人は沢山いるが、
次々やってくるビッグウェーブに乗る人はほとんどおらず。
波にに呑まれて木の葉みたいにグルグル回り、
陸に引き戻され。それでも果敢に自然の脅威に挑戦し続ける。
サーフィンって、波に乗るその瞬間を得るために
一生懸命に漕ぎ出す時間の方が長いのね。
 
 
 
そもそも海なし県生まれの私にとってみたら
こんなふうに波が出来て消えていくまでを間近でまじまじと見たのは初めてなんじゃなかろうか。
海面がふぅっと盛り上がり、頂点に達した所で豪快な飛沫をあげて轟音とともに消えていく。
波は風が吹くことで起きる。
小さなものは「さざ波」そして強い風が吹くと白波が立つ。
そしてこの「うねり」とはどこか遠くの海で生まれた風が起こした小さなさざ波や白波がまとまって
岸にたどり着く事で起きるそうだ。
 
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ところで、この波を起こした風は、どこで生まれたんだろう。
多分、そんな事は誰も知らない。
 
意外と身の回りには、考えても分かるはずのない事って
沢山ある気がする。
多分私が思い悩んだ事もその1つ。
 
空に飛ぶ鳥がどこからやってきて、どこに帰るのか。
波がどこで生まれてどこで消えるのか。
そんな事は誰も知らない。
 
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考えても、答えが出ないという事は
意外と身の回りに多くあるものだ。
 
そりゃあ、にゃんこ先生、呆れて寝ちまう訳だ。
「そんな事は知らんが、あるがままに生きる」って
この子の顔に書いてある気がした。