忘れ物を取りに

実は今日も那須へ。理由は・・・。忘れ物を取りに、である。
 
その忘れ物が、那須に心を置き忘れてきた、なんてロマンチックな話ならいい。
忘れたのは、リアルにお風呂セット一式。
電話してみたらそっくりそのまま忘れて帰ったのをあずかってくれていたようなので取りに行く羽目に。
いやいや。お風呂、また入りに来なさいってことだ、とプラスに解釈してまた一路北へ向かう私。
 
今日はぽかぽかの雲ひとつないいい天気。
昨日は、那須の端っこの方に行ったので今日はメイン通りから那須岳まで一直線。
(本来取りに行く目的の忘れ物は、昨日行った端っこにあるんだけどこの際どうでも良くなっている)
イメージ 1
山は雪解けの季節を迎えて、岩肌を少しずつ見せ始めている。
雲ひとつないいい天気だったせいか、山から降りてくる人たちがちらほら。
こんな日の山登りは、気持ちいいだろうなぁ。
そんな事を思いながら旭岳を眺めてうろうろしていたら・・・
ずぶずぶっと雪解けのぬかるみに両足を取られる羽目に。
ブーツの足首まで泥にうずもれて見動きが取れなくなる(ブーツ履いていて良かった)
でも、泥だらけのヒールのないブーツは、どこからどう見ても長靴にしか見えない。
どうして私、どこをどう間違ったらこういう事になるんだろうか。
 
イメージ 2
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お昼は美味しいカレー屋さんに立ち寄って
カレーとチャイを頂く。
ここのエビカレーが大好きな私。
トマト風味とスパイス、そしてエビの香りがいい具合に
混ざり合って格別。
 
それから食後のチャイも忘れちゃいけない。
普段、紅茶にもコーヒーにも砂糖は入れないけれどチャイだけは別だ。
うんっと甘くして、一口。そしてごくりと飲み込んで目を閉じて深呼吸をひとつ。
ふわぁっと広がるスパイスの香りと、ほっとする甘さ。
ここに来た時に幸せのひとときを過ごす私の儀式だ。
お昼時のてんてこ舞いの店内で、ふぅっと肩の力を抜いて、ほっこり過ごすひととき。
 
平静を取り戻したように見えるけれど
耳に入ってくるいろいろな人の話題は震災や原発の話ばかり。
「そうかぁ、食物連鎖で濃縮しちゃうんだって・・・」
「修理の施工業者がねぇ・・・」
私も含めてみんな不安なものは不安だし、大変なものは大変だ。
家にいて、ミシミシッゴゴゴゴッと来るとどきりとするのも変わらないし、
果たして、庭の野菜を食べても大丈夫か否か、未だによく分からないまま食べてるし
雨が降ってその雨にいったいどれだけの怪しい物質が紛れ込んでいるのか、
そんな事を思うと自分ではどうする事も出来ない事だし
それにどれだけ続くかも分からない。
でもいつしかこれもマヒして日常になっていくんだろうな。
 
当然といえば当然なのだが、忘れ物を取りに行ったついでに・・・。
今日も温泉に浸かってきた。
本日の熱唱曲は「北国の春」。しらかばぁ~あおぉーぞーら、みなーみーかぁぜー。
(べたなのは言うまでもないが、選曲古くないか、私)