ケセラセラの旅のおみや~その土地とはまるで関係のない土産物

どうも私は、旅に出るたびに「その土地とはまるで関係のない」お酒を買っているような気もするが…。
実は先日のケセラセラの旅でも、とあるお酒と出逢っていた。
 
それはラム。
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アルコール度数は40度程のさとうきびからつくられたお酒だ。
独特の芳香と口の中に広がる奥行きが
病みつきになってしまい…つい帰ってから買ってしまった。
やっと今日届いて、今晩お相伴にあずかるというわけだ。
 
ラムは、カリブ海の島々が名産で、
キューバ産のハバナクラブなんてのが有名どころ。
でもこのお酒、「アンティグア・バーブーダ」という国で
つくられたもの・・・ど、ど、ど、こだそれ。
メキシコの東側に浮かぶ、
どうやら人口88000人程のカリブ海に浮かぶ小島の国らしい。
国の大きさは種子島とほぼ同じぐらいで、日本人は88000人のうち4人だけ住んでいるとのこと。
遠い国からやってきたお酒であることには間違いない。
 
それにしてもちゃぶ台に乗るラムってこうも似つかわしくないものとは思わなかった。
・・・まるで茶碗で飲んでしまいそうな勢いだ。
 
松本で立ち寄った四つん這いで上がるような急な階段の2階にある静かなバーで
ラムを飲みたいが、詳しい事は分からないので銘柄はおまかせ!と言ったら
甘口でない、それでいて華やかな味のこのイングリッシュハーバーが出てきたという訳だ。
バーテンダーさんは、ホテルの匂いがする方だと思ったら
長野県内の有名温泉旅館で働いていた事があるとのこと。
やっぱり!!
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柔和な笑みと静かな口調、
そしてゲストの言葉ひとつひとつをきちんと聞き
意図をくみ取りながらのお酒の選択、
所作、立ち居振る舞いは静かでいてそれで華がある。
バーテンダーと名乗るからには、
こうでなくっちゃ!という私の期待を
120%、いや150%で返してくれた方だった。
写真は、ラムの後で頂いたさくらのカクテル。
 
多分、いや間違いなくふたたび辿り着けないけれど、
必ずまた行きたい場所のひとつ。
 
でも誰がこれを松本土産と言って信じるだろうか。