あわや遭難?!
多分、人は動ける容量がそれぞれに決まっていて、考えすぎても動きすぎてもだめなんだと思う。
別段、頑張り過ぎた訳でも何かを考えすぎた訳でもないんだけど
なんとなくここ数日、何かをする気力の全てを奪われた感じでほとんど寝て過ごしていた。
脳みそ全体が、パソコンで言うところのスリープ状態のような感じだ。
いい加減動こうか、と思ってよっこらせと重い腰を上げて動き出し、出かけた先は那須。
明日、実は所用で長野県の諏訪方面出かける予定でいる。
何となく頭も体もぼやっとさせたままのロングドライブではまずい気がして、
下準備にぶらりとドライブにでも出かけようかと。
本日の行き先は「那須平成の森」。
22日にオープンしたばかりで、那須御用邸の敷地の一部を一般開放された場所だ。
一般開放されているゾーンと、ガイド同伴でなければ入れないゾーンの2か所に分かれている。
当然ふらりと出かけているので、ガイド同伴は無理、というよりも着いた時間自体が閉館30分である。
(どうやらガイド同伴で入るゾーンの方がかなり広い模様…)
フィールドセンターから、目的地の「駒止の滝」までは1.2キロ。
標高差110メートルのだらだら坂を登って歩く。
2日も寝通しだったくせに、目が覚めたと思ったら山を登っている私。
正直、運動不足でしんどい。
息を切らせて・・・着いた!と思ったらそこにも駐車場が。
あ、歩かなくても来られたのね。
こういうのってすごく損した気分である。
駒止の滝までは100メートル程。
こんなダイナミックな滝が那須にあったなんて驚きである。
紅葉の名所だそうだけど今はつつじの花がキレイだった。
望遠でとっているので大きく見えるけれど、実際はここまで間近には見えない。
そして、戻り途中に立ち入り禁止のガイド同伴ゾーンに踏み入れる私。
何となくこちらの方が面白そう。
遠くではポポ、ポポとツツドリの低い鳴き声。
山歩きってどうしてこんなにワクワクするんだろう。
私は植木屋の娘だが木の名前は詳しくはよく分からない。
ただ、あぁカエデの木、ミズナラだろうか、この木肌、ガサガサ…わぁコルクみたい。
そんな風に分からないなりに楽しんで山を歩く。
でもあー楽しかったなんて呑気に戻ってみてびっくり。
「迷われずに戻ってこられて良かったです」なんて係の人に声かけされて、あわや遭難騒ぎになっていた。
そりゃぁそうだ。閉館時間は17時。戻ったのは18時近い。
明るいのをいいことにふらりふらりと。
すみません、ご迷惑をおかけしました。