1本1本運動

私はタバコは外で吸う。
玄関の軒下が定位置だったが、ツバメの子育てに気を遣い今は庭の片隅で。

今、実は思い立って「1本1本運動」を実施中である。
減煙運動?
いいや、残念ながらちがう。
この運動は、タバコを吸いに外に出る毎に庭の草むしりをするという物。
タバコ1本、草1本という訳だ。

おかげで私、年中草むしりをしているように思う。
だから庭はピカピカかって…んなこたーない。
雑草の生命力をなめてはいけない。
実際、1本だけ抜いて終わる事なんてなくて
また1本、また1本とエリアを決めてむしゃむしゃとむしるものの
1エリアがキレイになる頃にはもう最初にやった場所が青々と…

朝起きて草むしり。
食事して草むしり。
って、これでは私朝から晩まで草むしりしているみたいである。
でも何かを無心に取り組む事って意外と楽しいものだ。
イメージ 1
これは雑草じゃない。庭の片隅に咲く八重咲きのドクダミ
香りはさておき、ひっそり咲く姿はやっぱりキレイだ。

人間の生きざまというのは、意外と地味なもので
華々しいものなんかじゃなくって、大半が地味な毎日の積み重ねで成り立っているんだと思う。
時に不毛と思えるような事もコツコツと。
すべてにおいて結果が出るなんて、わかりやす過ぎる生き方なんて多分幻想でしかない。
 
生きる事とは是、草むしり也。