ぬっこのカクテルの街放浪記 その1

カクテルの街、と呼ばれるようになって久しい宇都宮。
餃子だけじゃないのだ。
真岡からはバスに揺られて1時間。
普段は車、でも最初から飲むつもりなので普段は乗らないバス。
営業所から乗り込んだら、「飲み会?帰りは終バス?」なんて話しかけらられる。
どうも、運転手さん、このバスの運転の他に最後は終バスの運転の係なのだという。
「多分帰りもお世話になります」とにっこり。
 
カクテルの街、宇都宮。
でも私はいわゆる「赤ちょうちん」も好きだ。
チェーン店にはない、雑多で混沌とした感じが好きなんだと思う。
焼き鳥の煙で目が滲みるくらいが最高(って今どき滅多にそんな店ないけど)
大抵そういうお店に行くと連れと待ち合わせかと聞かれる。
一人でそこで私が飲もうという行為が、そんなにミスマッチなんだろうか。
そんな時は、「いんや、私はここで飲むために来たんだ」と開き直る事にしている。
 
話がそれた。
赤提灯好きにはたまらない「宇都宮屋台横丁」なる場所を発見。
こりゃいかねば。
吉田類の酒場放浪記」をこよなく愛する私。
カクテルの街の酒場紀行の始まり始まり。
ここは、8年ほど前に出来て小さなお店が路地にひしめき合う独特の空間。
お店は焼き鳥屋、小料理屋から韓国料理、
もんじゃ鉄板焼きなんてものまで種類もさまざま。
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私は、ひとしきり店を偵察した後で
この中でみそ焼き鳥の「大ちゃん」ののれんをくぐる事にした。
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特別暑かった1日に外で生ビールなんて最高!
埼玉発祥という、味噌で食べるという焼き鳥。
辛味のある味噌を付けながらいただく焼き鳥なんて初めて。
かしら、砂肝、ハツにレバー、シロモツにししとう…(食べ過ぎだ)
んん、これはビールに合う。
…あ、えっと、ビールおかわり!
こうなるとぬっこ、まるで食欲の権化である。
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次に訪れたのは、ドイツ居酒屋「アンドレア」
ドイツ人のアンドレアさんが切り盛りするお店で、
手作りソーセージとともに味わうドイツビールが売りだ。
ヴァイスビールは、私の好きなビールのひとつ。
フレッシュな麦がふわりと香るコハク色の味わい。
レバーソーセージをお伴に。
 
ヴァイスビールは、箱根・仙石原にある肉屋さん
「ヴルストハウゼ・カワカミ」さんで教わったもの。
箱根の山から吹き抜ける風を思い出しながらゆっくり味わう。
このレバーソーセージもいい味。
日本人のご主人を持つアンドレアさん曰く、
「別に変というわけじゃないけど、やっぱりお姉さんは一人で来るイメージがしない」と。
ここでも…やっぱり言われた。
そしてそろそろお腹も満たされて。
 
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夜の帳がおりた街へと繰り出す。
とはいえ、そこには「早い時間の終バス」という
私には門限があるのだけれど(つづく)
 
宇都宮 屋台横丁
http://www.utsunomiya-yataiyokocho.com/
みそだれ焼き鳥  大ちゃん (無休/ 17:30~28:00)
ドイツ屋台 アンドレア(日曜定休/ 17:00~26:00)