ナスを植えながら、野菜について考える

イメージ 1盛大に生えた草をせっせとむしったら
結構なスペースが出来たので、
ナスの苗を植える事にした。
 
買ってきた苗、たったの3本。
帰り道に、きゅうり農家のおばあちゃんに、
3本ナスの苗をこれから植える話をしたら
それっぽち、と大笑いされたけど
大したスペースがある訳じゃないし
第一そんなに沢山植えても食べきれない。
 
美味しいナスのトマトソースのスパゲティを食べたい一心で苗から育てる私って…。
でも、美味しい野菜ってなかなか食べられないという事に最近気が付いた。
スーパーに行けば、もちろん野菜は豊富に販売されているし大抵のものは揃うけれど
味の濃さだったり野菜特有の青臭さだったり、そういう野菜らしい野菜って最近見かけなくなった。
例えばトマト。赤く実って糖度が高いものは沢山出回っている。
だけど、昔のトマトらしい青臭いトマトって食べたいと思ってもスーパーでは買えない。
何となく食べやすいように改良されてしまった結果、野菜の輪郭がぼやけてしまったような。
 
隣町のトマト農家さんのお宅に直接お邪魔して購入したトマト。
味が濃くって、青臭い。
野性味溢れる、ちゃんとした「やんちゃ」なトマト味。
イメージ 2
それをそのままソースに作ってスパゲティに。
火を入れて甘みを引き出して、野性味あふれる香りはそのままに。
そこに、パルミジャーノ・レジャーノをぼりぼり、がりがり、これでもか!ってぐらいに削って
まろやかトマトソースの出来上がり。
上にのっけたルッコラのサラダも5月の連休明けに私が種を蒔いて育てたものだ。
随分と虫に喰われてしまって、穴だらけのルッコラだけど、香りがうんと強い。
アスパラガスは、草むしりしていたら草の間からにょきっと生えていた戦利品。
ささっと湯通しして、下の方まで柔らかく、皮も口に残らない。
何より、今まさに土から抜いてきたものが数十分後に食卓に上る。
これってものすごく贅沢な事なんだろうなぁと思う。
 
ナスはもうあと2カ月ぐらいしたら食べられるのかな。楽しみだな。