かたつむりの効能におののく

巷で話題の「かたつむりクリーム」
旅行に行く前までは、ふふんっなんて見ていたくせに、帰ってきたぬっこ宅には
かたつむり化粧品が化粧水から美容クリームまでライン買いしたのがあったりする。
 
正直、勢いで買ったのだけれど…。
実際使ってみてそんなに悪くない。いや調子がいい。
こんな機会でもなければ化粧品を変えようなんて思う事はないから
結果的には良かったと思っている。
 
それにしても、かたつむりにそんな効果があったのか、と思い調べてみた。あるわ、あるわ…。
民間療法恐るべし。
 
●小児の疳 
身を焼いて食べる。
 
●痔、その他腫れもの全般
身をゴマ油で煮て膏薬とし患部に塗布する。
身を集めてつぶし泥状にしてつける。
殻のまま黒焼きし黒砂糖orゴマ油orハチミツで練って塗布。

●痔の腫痛
陰干して作末し塗布すればすぐ治る。
または香油の中にカタツムリを1ヶ月余り漬けておき、その油をつけても効がある。
(臭気の点で考慮が必要、とあるのでずいぶん臭うものらしい。)
 
●下痢
身を味噌汁にして食べる。 
 
●腎臓病
生きたカタツムリを、網の上に置いて直火で焼き、中身を竹串で取り出し、
これをさらに天日でカラカラに干す。10個ぐらいをカップ3杯に水で半量に煎じ、
1日3回食前30分前に飲む。連用で著効。  
 
●糖尿病、神経痛、ぜんそく扁桃
タツムリの黒焼き末を飲む。
 
●ねんざ、打撲、脱肛
黒焼き末を飯粒で練って塗布する。
 
●ただれ、ムカデ刺され
身をすりつぶし塗布する。
 
そもそも、おでき類である痔の特効薬として書かれているけれど、
その他ネットで調べてみたら、下痢にも効く、と。糖尿病にも!
あらま、かたつむりさん、万能薬じゃないの。
 
箱根時代、家の周りにかたつむりが何十匹といる湿気た土地に住んでいたのだけれど
捕まえとけばよかったかな…。うちの周りにナメクジはいてもカタツムリは見かけない。
ちなみにナメクジは…イボに効果があるんだそうな。
そもそも、ナメクジもカタツムリも殻があるかないかで成分は一緒じゃないかと思うのだが。
 
でも…かたつむりを黒焼きしている姿は多分誰にも見られたくない。
そして下痢をしたからと言って、味噌汁の具にはしたくない。
というわけで、万能薬とはいえど…。
かたつむりさん、ごめんなさい。私は化粧品として加工されたもので十分です。
っと、誰に対して謝っているのかも不明だが。