ぬっこ、あさの豚に心酔する

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ここのところ心酔している、あさの牧場さんのあさの豚。
昨夜は生姜焼きにして食べた。
 
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箸で持ち上げてみると、肉汁がしとと、したたる。
それなのに脂身のしつこさもクセも全くゼロ。
それどころか、じゅわっと甘みが口いっぱいに広がる。
本当に不思議である。
ど、ど、ど、どうしよう。他のその辺で買う豚肉が食べられなくなってしまった。
 
何故、今日もあさのさんの記事かと言うと…。
昨日作った燻製を、今日実はあさの牧場さんに持っていった。
自慢でもなんでもなく、ただ純粋に生産した方に食べてもらえたらいいな、と思ったからだ。
思い立って連絡を取ったところ、快諾していただき
本来は小売販売の営業日ではないのに牧場までおしかけて渡してきた私。
ところが…お話を伺ったら、大学の専攻で燻製を学んでいらっしゃったとか!
おろろろろ。こんな失礼な話ってあるだろうか。
顔から火を噴きそうな気分だった。ゴメンナサイ。
というか、塩加減が上手く行かずに悩んでいる事、聞いてみればよかったのに、私!
すっかり舞い上がってしまって、てへへ、と笑うしかなかった。
 
30分程立ち話をして失礼してきたのだけれど…。
このしたたる脂のしつこさゼロ、甘みじゅわぁ、の理由は「餌」なんだとか。
話せば話す程、顧客を大切に思っていらっしゃって
真面目に生産し販売している心意気が感じられて
これもまた、「おもてなし」の心なんだな、なんて思いながら帰ってきた。
 
私がずっと働いてきたホテルの仕事というのは何かを製造する業種ではない。
そもそも見えないそこで過ごす「時間」だったり「空間」だったりを販売する仕事だ。
だからこそ私は「おもてなしする」という事にのめり込んだのだけれど
こうした、時間だったり空間だったりと、その時々で変化し得る事じゃなくて
「味」という揺るぎない部分での勝負というのもまた、
シビアな上に実直さを求められることだと思う。
ただまた来てくれる店の「ファン」を増やしたい、
「リピーター」を大切にしたいという思いというのは、何の業種であろうと一緒だと思う。
そんな風に大切に思い豚を育て販売している事を知って
凄く刺激を受け何よりも何だか嬉しくなって帰ってきた。
 
…で、私は何しに行ったんだろうか。(果てしなく遠い目)
 
とりあえず今後ぬっこ家の豚肉料理は、
「あさの豚で決まり」という事で家族会議は決着したのだが…
 
それにしても。暴走も程々にしないとそのうち罰が当たると思う。
あぁホントすみません。あぁ恥ずかしい。

あさの牧場から直送 「あさの豚」
肉のあさの
321-1406
栃木県さくら市南和田465
028-685-1012
営業日 土曜日13時~17時のみ