作業と仕事の違いを考える

私は、仕事や言葉の意味を知りたがる。
どんな由縁で、どんな流れで、どんな意味を持つものなのか。
 
これは「S1」と言って… そのSって何ですか?
これからアインラーゲンを…それってどんな意味ですか?
 
作業をするには必要のない情報だけに気にしない人は気にしない。
だから作業中にそういう質問すると困った顔をされる事もある。
知らずにやる人も多いのかもしれない。
だけど、私の場合それじゃダメなんだ。
 
どういう工程を経て、どういう流れで…というのが分からないで行動する事に不安を覚えるたちで。
要するに性格的にものすごく理屈っぽいんだけど。
子供が成長過程で、何でもかんでも「なぜ?なぜ?」と聞く時期があると思うのだが
今の私もそんな感じである。
 
ちなみにS1というのは、ソーセージのひき肉材の事。
Sは「シュバイン」のS。ドイツ語で「豚肉」という意味。
アインラーゲンは、同じくドイツ語で「挿入する」という意味。
ソーセージに関して言えば粗引き材という意味で使っている。
 
私は作業と仕事は別だと思っている。
同じ事をするのでも、その仕事に意味を考えながら動いて初めて仕事と呼べるんだと思う。
工程を単純にこなしていくだけではそれは仕事とは呼ばない。作業である。
すごくシンプルな事だけど、それってすごく大事だと思う。
多分どの業種のどの仕事に関しても言える事だ。
仕事として覚えてしまえば、強みとなるのだが、
そんな私の弱みは、ただやみくもに手を止めるな身体を動かせと言われても出来ない事。
ぼーっとつったってないで、指示がなければ自分で探せと言われても、
自分で探しようなんて分からないんだもの仕方ない。
(これ、実はホテル時代に同じ事を言って叱った事がある言葉だ。まさか自分が言われる羽目になるとは…)
 
頭の回路が繋がってないようなものなんだもの、
どうしていいのかすら分からないのだ。
もっとも忙しい人から見れば手も動かさないで、
ただ突っ立って指示を待つ姿というのはいらっとするものだが。