ひたすらソーセージの下準備

台所の流しに生ゴミを棄てるためのザルを置いた事。
綺麗なものではないけれど
何となく、これってすごく生活する上では必要なもの。

あぁ。ここで生活してるんだよなぁとじーんと深く実感。

思えば遠くへ来たもんだ、と鼻歌を歌いながら、
食器を洗う夕食後のヒトコマ。

今日は27キロ分のソーセージの材料となる肉を準備。
朝からひたすら肉と対峙する事6時間半。

でもその時間を使って私が用意出来たのはたったの数キロ分。
先輩の手さばきを横目に遅々として進まない私。
もう少し丁寧に、かつ速い手さばきが出来たらいいのに…と
時間がかかる割にはうまく出来ない自分に腐りそうになりながら、ひたすらひたすら…

私はウサギになりたいカメなんだと思う。
自分では速くくるくる動いているつもりでも、
仕事を覚えてそれを自分のものとするまでに人の3倍の時間がかかると思っている。
決して要領は良くないし、器用でもない、残念ながら。

仕事を始めて延べ10日も経たないのだから覚えるもなにも、仕方ない。
これを繰り返すうちにふと出来るようになるんだろうな。

朝出勤したら既に燻製の機械がシュンシュン動いていた。
それだけ忙しいのだと思う。
とにかく周りがあまりに忙しすぎて、
流れに乗れずにいる私。

ん?27キロ分のソーセージ材を仕込んだというと
他の方が仕込んだ粗びき材を含めて
結果的に40キロ近いソーセージを作るということ。

明日も今日にも増してより一層忙しい1日になりそうだ。