長い長いツイート その2

せっかく苦労して室内にADSL回線を引いたというのに
私はパソコンを開かなくなった。

実家にかなり頻繁に行き来していたのだが
その実家でもパソコンに近寄らないようにしていた。

ブログが書けなくなったから。

1ヶ月ほど前にカムバックと言いながらもやっぱり戻れなくて
それがもどかしくもあり
整理と覚悟がきちんと出来ていない混沌とした心模様を
文章にして向き合う事が出来なかったから。


ところで湯河原に戻る決断についてだが
これには賛否両論だと思う。

いや正確には否の方が多かった。

でも
でも
皆の心配を振り切り私は戻る決断をした。

好きにすれば、と半ば呆れた友人。
深夜に大泣きしてケンカした母。
長い長い心配のメールをくれた先輩。
とりとめもなく話す私の話をひたすら聴いてくれ、
今回の戻る橋渡しをしてくれた先輩。

とにもかくにも私は戻る決断をした。
やるからにはまた全力で挑むに違いない。
決して安直に決めた訳ではない。
あのとき1人で苦しみ抜いた事を忘れた訳ではない。皆の心配の言葉を無視した訳でもない。
一つ一つ心に刻んだ上のリスタート。


大きな大きなひとつの夢がついえたからこそ、
再びホテルに挑戦したいと思った。

私はホテルの仕事が大好きだ。
私にとって人生をかけてきたと言っても過言ではないホテルの仕事。

でも仕事だけに邁進する事が生きる道ではない事、
仕事が大好きならなおさら楽しむために余暇が大切だという事。
それは、この1年半で学んだ事だ。

荻窪に逢いたい友人が沢山出来た。
そして大好きな釣りが出来る海がある。
都内の生活で実家に眠っている大好きな車でのドライブ。
映画だって大好き。
ふかふかの日なたの匂いがする布団で惰眠をむさぼることも、
それからそれから…

私にはしたい事が山ほどある事に、いろんな思いが渦巻く混沌の中で気付いた。
人生1度きりしかない。
いつだって全力疾走の私。
何故に、過労で壊れて倒れた時に、与えられた余暇を全力で楽しんで来なかったのだろう。
それだってぬっこの一部なのに。

働く事≠生きる事

今更何を言ってるのと笑う人も、口が酸っぱくなるほど再三言ったでしょう、と言う人もいるだろう。

でも、長い余暇を過ごせたから、ここ荻窪で素敵で愛すべき友人が沢山出来たからこそ
体感出来た事なんだと思う。