美味しいものの広がる輪

私はよく食べる。自分で言うのも変だけど本当によく食べる。
食は生きる源だと思うし食べる事を疎かにしてはいけない。

厳選された高級素材じゃなきゃ、という訳でも別にグルメでもない。
セブンイレブンのお弁当の新製品には敏感だし
マックもモスバーガーも大好き。
味の濃いラーメンも牛丼も。体に悪そうなものも好き。
ただ、その時に楽しんで、美味しいものを食べる、至極当たり前のこと。
食べる事がすきなだけ。

でもその食材や料理の作る過程や
背景だとか考えてみると
果てしない時間と、労力が注ぎ込まれている。
例えば野菜は太陽を浴びて育った子なのか、
ビニールハウスで育った子なのか、
その蕎麦は職人さんの手でこねられたものなのか、
機械でこねられたものなのか。
さらにさかのぼれば蕎麦は日本の土地で出来たものなのか
海を越えて船で運ばれてきたものなのか。
そんな事を考えていると、気が付いたら一番最後まで私が食べている構図。
だからよく食べるくせに食べるのが遅い。
だから最初から最後までずっと食べている=よく食べる、と。
ゆっくりでも食べ続けてるんだから確かに量も食べてるんだけど。

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東京はちみつクラブというNPO法人がある。
ニホンミツバチやハチミツをもっと身近に、という
趣旨の団体で今度うちの敷地でも養蜂を始めようとしてる。
それに参画している藤原養蜂園の藤原さんが言っていた言葉。
「お皿に残った蜂蜜を簡単に水で流してしまうけど、
蜂1匹では一生かかって茶さじ1/3程度の蜂蜜しか取れない、
その蜂蜜1滴を取るためにどれだけの数の働き蜂が動き回ったか想像してほしい」
食生活全般でもっと謙虚になり、生きものに感謝すべきだ、と。
その食べ物がどこから来たのか、どんな風に育ったのか考えた事はあるだろうか。
要するに美味しいものを食べる事に感謝して食べたらいい。



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ちなみに今日は契約農家の君島さんちで今朝とれた甘い甘いとうもろこしを購入。
うちのカフェで販売している野菜で、
私がニコニコしながら買ってたら
それをウェディングプランナーの姉御もつられて買占め。
仲良しのレストランマネージャーに
美味しいとうもろこしをカフェで買った自慢をしたら、
うちのスタッフのキャラを生かして
1日分のラジオ番組が出来るという話を物まねを交えてしてくれて
お腹がよじれる程大笑いしたギャラとして、
2本あるうちの1本を横取りされた。
帰宅後茹でて味わってたら
壊ちゃんがあまりにもの欲しそうにしているので、2粒分けてあげた。
こうして広がる美味しい物の輪。
気が付けばみんなに美味しいもののおすそわけ。

美味しいものは人を幸せな気分にさせてくれる。