涼しい風に物思いにふける夜

もう秋だ。
ススキの穂が風にそよそよと揺れている。空が高く抜けるような青空。
夏が終わったなって感じる瞬間は吹き抜ける風が冷たく感じたとき。
何か物悲しく感じられる。
どうしてこういう涼しい風って人恋しくさせるんだろう。

去年の今頃、自分が何を感じ、何をしていたかとか
恋愛出来ない自分のこととか抱えすぎる仕事のこととか
部屋のベランダに出て近くを通る貨物の電車の音を聞きながら
涼しい風に当たっていたら、
なんだか一気にいろんなことを考えて何故だか物悲しい気分。


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いかんいかん。
大抵こういうときに考える事は
結論が出もしないような事を延々と考えてる事が多い。
余計なことを考えないよう一生懸命マニキュアを塗る。
絶望的に不器用な私は、マニキュアを塗るのは苦手だ。
はみ出すしキレイに塗れない。
出来ないし、と諦めて以前は放置し放題だったけど、
手は大事に指先はいつもきれいにしてた方がいい、と
ちょっと前に遊びに来た友達の助言を
珍しく素直に聞き入れてなぜだか知らないけどそれ以来きちんと面倒を見ている。
不器用なりに頑張った。
でもそんな気分の時に選ぶ色ってちょっと悲しげな色だったりする。