発想の転換

リゾートで会議して宿泊、というのはあまりないし、宿泊単価が高いというのもあってか、
会議を伴うような団体の宿泊は年に何度もない。
今日は珍しく会議が入っており、カップやグラスを下げたり会場の片付けをしたり…。
本来はレストランスタッフの仕事のはずなのだが、なんせスタッフがあまりいない。
気が付けばフロントスタッフでもない、顧客管理の仕事している
シフトに関係のない私が借り出されて久々の肉体労働である。
前の会社でもそうだった。
120個のグラスを手洗いした事もあったっけ。
そんな事を思いながらやはり100個近いグラスや湯のみやカップをせっせと手洗い。
結局私はどこに行っても、どこの部署か分からず垣根を飛び越えて他の人がしない仕事をしている。
大抵それは面倒だったり、重労働だったりと人がやりたがらない地味な仕事だったりするのだが
そういう隙間産業的な仕事が楽しくて率先して飛び込んでいるので、
私としては願ったり叶ったりである。
決められた仕事だけをこなすのなんてつまらない。
お茶菓子の饅頭の余りやイチゴをつまみ食い。
そのつまみ食いが至福の時だったりする。
決められた仕事では、こんなつまみ食いできないもの。

話は変わるが直属のマネージャーが鬱だが
これが鬱か、というくらいに落ち込み、何に対してもどうしようもなく無気力だ。
私が手がけようとしているプランがあるのだが、
意見をもらおうと久々に上司の元を訪れたら、あからさまに避けられた。
避けた挙句、今はやる気ないし、どうでもいいんだよね…と見ようともしない。
マネージャーがどうでもいいのは勝手だけど、私にとってはどうでも良くない。
いいか悪いかの評価すらしてもらえないのは、腑に落ちない。
仕方がないので違う部署のマネージャーを味方に付けて、違う方向で進めて行こう…。
ダメだったら違う方向でアプローチ。
迷路の行き止まりはゲームオーバーではない。違う道がきっとあるはず。

傍から見れば多分全然楽しくない状況で
だいぶ悲観的な環境だったりするのかもしれないが
意外に仕事が楽しい。もっとも楽しいからって2時まで仕事してるのもどうかと思うけど。