プレーリードッグ

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プレーリードッグを飼っている。もう今年で5歳になった。
多分人間で言えば中年以降。結構老齢のはずである。

寒さに弱い生き物のはずが結構寒冷地に住んでいるので、
不注意で冷たくなりかけていた事がたびたび…。
ペットヒーター(電気あんかみたいなもの)で寝床を温めてはいるのだが、
ヒーターからはみ出して寝ていて、そのままブルブル震えていた事もあった。

今朝みたら様子がおかしい。ヨロヨロである。
しかも体温が下がっている。背中が冷たい。
そういえば今日もヒーターからはみ出して寝ていたような気もしたのだが
何だか心配になってきた。何かの病気?そろそろ寿命なのだろうか?
心配でも私は仕事にいかねばならない。
仕事をしながら何となく気にかかり、
そのうち心の片隅では家に帰ってもし本当に冷たくなっていたら、と
最悪の事態まで考え始めていた。
そういえば昔飼っていたハムスターとの別れも唐突だった。
そんな事を思いながら夜半過ぎに帰宅。

おそるおそる小屋を覗いてみると
ぺろっと平らげてカラになりかけたえさ箱。
スヤスヤ丸くなり寝息に背中が上下している。
…よかった。
膝の上に抱き上げたら安心して思わず涙が出た。
安堵の涙はどうしてこんなに温かく感じるんだろうか。
もっともそんな私の安堵とは関係なく
眠りを妨げられるわ、背中に涙のしずくがこぼされるわで
滅茶苦茶迷惑そうだったが。

ちなみにプレーリードッグの名前は「かい」である。
何でも噛みちぎって壊すので、破壊の「壊」だ。
そんな名前でもメスである。