気の早い私

数日前、昨シーズン機械も入っていない、誰の板の跡も付いていない
まっさらなパウダースノーを滑った、山形の天元台高原からDMが来ていた。
山肌に付いたのは自分の板の跡だけ・・・。

ああ今年もそんなシーズンがやってくる。
とはいえまだかなり気が早い。
だが先日山からは初雪の便りが届き、だいぶテンションが上がってきた私。
この時期になると落ち着かなくなる、そう、ボードの季節。

今年で6シーズン目に突入のスノーボード
寒いのが大の苦手で、友達からさんざんやろうやろうと誘われたのを断り続けること2年。
ところが機会があって1度行ってはまった私。
それからもう6年目。早いものだ。

1度で滑れるようになった訳じゃない。
人並みに滑って下りてこられるようになるまでに実は1シーズンを要した。
はまったのは楽しかったからじゃない、悔しかったから。
ひとりで地道にスキー場に通って、コツコツ練習。
この辺りのスキー場はカチカチのアイスバーンになることが多い。
アスファルトみたいに堅いその雪面で何度も転び、何度も痛い思いをして、
そして気が付いたらそれなりに滑れるようになっていた。
滑っていたら誤って特大のエア台に飛び込んでしまい、
ビックエアーを決めながらそのまま墜落し、
脳震盪を起こしかけたことも今となってはいい思い出。
5年経ってうまくなったかといえばそうでもなくて
飛んでる姿は、『魅せられて』を歌うジュディオングのようだし
調子良く滑っていたかと思えば、
無意識に3D系のグランドトリック(と言う名の大クラッシュ)を決めるし相変わらずである。

今年は3シーズン使ってへたれた板も壊れそうなバインディング
滑り終えると足がぐしょぐしょになるブーツも思い切って新調予定。
背が低い私に合う板はなかなか見つからない。
近いうちに神田までスノーボード探しの旅へ。

もっと高く。もっとキレイに飛びたい。
今からイメージトレーニング中。(実際の姿はやっぱりジュディオングだろうけど・・・)