ハロウィンとぼうじぼ

イメージ 1
今日はハロウィンの日。
日本では最近だろうか。
私が子供の頃なんて、そんな風習はなかったように思う。
レストランでもスタッフ皆顔にペイントしたり、
スタッフ総出でくり貫いたカボチャでレストランを飾ったりしてハロウィン一色。
メニューもそれに合わせてカボチャのメニューで統一されている。
イベントなんかもあるらしく、なんだかみんな楽しそうだ。

予約にいる私はそこには加われない。
年がら年中同じ環境。ちょっと現場が恋しくなる瞬間だ。

うちの地方に伝わる行事に『ぼうじぼ』というものがある。
私の住んでいる隣の地域では行われていて
うちの『子供会』ではその風習は残念ながら行われなかったのだが
芋がらを軸にして藁を巻きつけた細長い棒状のものを
地域の家々の軒先で、皆で並んで地面に打ち付けて、
その年の豊作を祝い、また来年の豊作を願うというもの。
打ちつけながら『ぼうじぼ当たれ、三角ばたけにソバ当たれ!』
子供たちが歌った後には家人からお菓子やお小遣いが配られる。
時期的には十五夜~十三夜までの間とのことなので、ハロウィンよりは幾分早いのだが
どうも、ハロウィンという風習に馴染めない私はそれを『ぼうじぼ』とだぶらせて見てしまう。

お菓子やお金をくれない家には「ぼうじぼ当たれ、三角ばたけにバチ当たれ!」という
なんとも不穏な捨て台詞もあるそうだ。

さて今日はハロウィンの日。
カボチャの煮つけでも作ろうかな。