おごることなく

接客をする上で肝に銘じろ、と日々GMに言われていること。
接客に限ったことではない。日々の生活でもそうだと思う。

たまにこの状況でこういう接客をされ、すごく不快だったとか
そんなスタッフの接客に対しての苦情のメールを頂く事もある。
それに対する詫び状を書きながら、GMといつもそんな話をするのだが、
その苦情を頂いた本人は、決していい接客が出来ない訳ではない。
ただ、その人の「慣れ」から来るおごりだ、と。
大抵接客しているうちに日々の流れ、言葉の返し方は決まってくるものだ。
スタッフからすれば、目の前にいるお客様は1/100、1/1000かもしれない。
だがお客様からすれば、目の前にいる私たちは1/1。
同じ答えを1日に何十回、何百回とお答えしても、その1人1人はみんな違うお客様。
その中で果たしてきちんとお客様に向き合って接客しているかどうか。
そこに尽きると思う。

例えばあまり慣れていない新人スタッフが少しお待たせしてしまっても
一生懸命調べながら接客している事に対しては苦情はほとんど出ない。
それは、そのスタッフがお客様ときちんと向き合っているからだと思う。

おごることなく・・・そう思いながら今日も電話を取り、お礼状を書く。