動と静の対極

年の瀬。
年末にはカウントダウンパーティーがあり、今はその準備でおおわらわである。
イベントの案内などを部屋に入れなければならず、それらの印刷工場と化している私。
さながらひとりカウントダウン事務局だ。
そんなこんなで用紙がないと倉庫をゴソゴソ。
別棟にあるプリンタの方がうまくプリント出来ると紙束を持って雪道をテクテク。
実は結構てんてこ舞いである。

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外を歩いて事務所に戻る途中。
風で巻き上げられた雪が風紋を作りぼんやりライトに照らされていた。
何故か移動中は大抵携帯している
今どきにしてはひどく大きく、そして重いデジカメを
無理やり突っ込んだはちきれそうなポケットから出してパチリ。
白いダウンジャケットのフードを深々とかぶったいでたちで、
坂道にしゃがみ込んでカメラを構える。

しゃがんでまじまじと見るその光景は、普段何気なく見るものとは違う。

しんしんと降る雪景色の静寂はいい。
雪を見てはしゃぐ私と、神妙な面持ちで雪景色を眺める私。
動と静の対極。

・・・いつものオチだが、その体勢で突風にバランスを崩してしりもちを付き、
坂から転がり落ちそうになった。
事務所に戻って何事もなかったかのように過ごすが、
実は背中や靴の中まで雪まみれでものすごく冷たい・・・。
あぁなにやってんだか。