ゆっくり流れる優しいひととき

昨日から『かかった』GMにやられっぱなしの私である。
今日の午後打ち合わせに使う書類がまったく出来ていない。
まったく、というより一文字たりともまだ文字として書面になっていない。
昨日の夜からバタバタと作り始め、帰ったのは日付も変わろうかという頃。
今朝もシフトより早めに出勤して更に作業は続く。
電話も普通に鳴る。
ひっきりなしにGMに呼ばれる。昼食を食べる暇もない。

今日は休館日で滞在のお客様が誰もいない日。
表はまったりだ。
うちのホテルの自家菜園の主は蕎麦名人で、彼の作るお蕎麦は本当に美味しい。
休館日の今日、予約スタッフだけのために蕎麦を作ってくれた。
GMは出来たてほやほやの書類を携えて竜巻のように慌しく東京に経ったのは夕方近くなってから。
やっと落ち着いてお昼である。
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その畑にはビニールハウスがあって、その中に囲炉裏がある。
ハウスの中には、すくすくと育つ野菜の苗が規則正しく並んでいる。
壁に作られた棚には自家製の果実酒がたくさん。
当然足元は土なので、ちょっとホコリっぽいのだが
それがまたちょうどおばちゃんの家に遊びに来たみたいな
なんだか懐かしい優しい空気。


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お蕎麦に舌鼓を打ちながら、しばし蕎麦談義。
先ほどまでの大嵐が嘘みたい




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目の前にはしゅんしゅんと湯気を立てる鉄瓶。
冷たい風が吹く外で元気にじゃれ遊ぶ尻尾がくるんと巻いた日本犬と、チョコレート色のゴールデンレトリバー
そして私は手づくりの干し柿をモグモグ。
すごく優しくそしてゆっくりと流れていく時間。