箱メガネと広角レンズ

お日柄もよく・・・週末で今日も結婚式。

寝不足だったせいか少し顔がむくんでいたらしい。
目ざとい上司は私と顔を合わせる度に顔がむくんでるとか飲みすぎだとか。
もともと飲んでもいないし、なにより余計なお世話だ。
顔がちょっとぐらいむくんでたって仕事はちゃんとしてるってば。

そんな目ざとい上司だが、いつもさすがだなぁと思う事がある。
何も私は思っただけで話していないのに、
まるで心を読まれたかのように疑問に思った答えが用意されている。
次にしなければということの指示も的確に飛んでくる。

今日は天気がいいので受付の場所を急遽外に設置した。
だが手荷物を預かるクロークはいつも通りの室内。
人の動きが混乱するのが嫌だったので
どうせなら荷物も受付と同じ場所で預かってしまおうと思った。
荷物を預かる台や場所の確保をどうしようかと思っていたら
上司から机のある場所や机にかけるテーブルクロスの場所、
その他もろもろ用意すべきものの指示が的確に出されて、
思い立ったその5分後には受付の隣にクロークが出来上がっていた。

ゲストの動きを先読みして行動することは当然だけど、
その上司の動きを見ていて凄いなぁと思うのは、
常に答えがいくつか用意されているということ。
作戦A、それがダメならB、この動きならC、別の展開ならAとCをアレンジして・・・のように。
広角レンズみたいな視点である。

別の人はまるで箱メガネだ。
指示が出せる人と出せない人、うまく物事を進められる人と進められない人・・・。
それらの決定的な違いは視点なんだと思う。
箱メガネでなく広角レンズの視点で物事が見られるようになれたらいい。