敷地で迷子になる!

私はよく迷子になる。
運転も大好きだしドライブも大好きだ。
見知らぬ土地で迷子になってもあまり気にしない。道は繋がっているのだから。
それで新しい道を覚えたり思いもよらぬお店を見つけたり。
迷子もまた、楽し。

…だが、そんな悠長な事を言っていられない事もある。
会社で客室までの送迎には車を使う。
小型車なのだが、道も細い。
まるで教習所のS字、クランクの連続、といった所。
路肩にはまるで罠か?というような外灯や路肩に張り出した石、側溝…。
それに加えて縦列駐車、ちょっとした車庫入れ状態の駐車もあったりして。
的確な運転にも当然気を使うがその入り組んだ路地の両側には客室が並んでおり、
的確な場所に車を止めてゲストを部屋までご案内する。
その部屋タイプも様々、部屋番号や並びに法則はあるとはいえ
似たような建物(客室なんだから似ていて当たり前だ)だ。

ベル業務は慣れた。やる事自体も単純だし、ただ件数が多いというだけのことだ。
もうまもなくチェックインの手続きをして部屋へのご案内をする業務がまもなく課される予定なのだが、
そのチェックインデビューにあたり車の運転に慣れるため部屋から駐車場までの送迎依頼を受け、
ゲストの待つ部屋まで迎えに行ってみる事にした。
ところがどこがそのゲストの部屋が分からない!!!
3つ目の客室群を過ぎた次で停車…のはずだったのだが
現在地を確認しようと敷地地図を見ながら気がついた…あ…とっくに通り過ぎてる
部屋の前に横付けのはずの車をだいぶ先に停めて仕方なく歩いて迎えにいくことに。
で、どこだっけ?また敷地地図を見ながらウロウロ…
●●号室、▲▲業室…あれ?この棟じゃなかった。
路地をうろうろ歩くうち、こっちを見たゲストが手を振っている。
私が迎えにきたはずのゲストに迎えられてしまった私…^^;
まるで迷子だ。車まで少し歩いてもらってようやく車に乗せて送迎完了。

こんな事では先が思いやられる。
部屋の案内やゲストとの会話は正直そんなに気にしていない。
情報さえ頭に叩き込んでしまえば一緒だから。
でもこの気を遣いつづける運転と迷子には困った。