悪夢にうなされて

たまに夢を見る。
昨夜の話だが、昨夜は悪夢で目が覚めた。
夜勤明けで体のリズムが狂っていたからだろうけど
目が覚めてもまだ心臓がドキドキしていた。

たまたまその日の朝、私と連絡がつかなくなったと
両親がパニックに陥った事が頭にあったからだろうけど
その悪夢には両親が出てきた。

その夢では、自分が最期の日を迎えた、という状況。
どういう経緯でしかもどうして最期なのかよく覚えてないけれど、
とにかくその夢ではまさに私は今自分の人生を終えようとしていた。
最期に自分がその場で何が出来るだろう、そう考えた私。
それは両親への感謝だった。
両親へありがとう、あなたたちが私の親で本当によかったと
心からの感謝の気持ちを伝えた所ではっと目が覚めた。

人はいつ死ぬかなんて分からない。
ああこうすればよかった、ああしておけば・・・
最期を迎えてそんな風に未練を感じたり、
あいつのせいで、とかそんな風に憎しみを抱いたりせず
誰かへの感謝の気持ちを持てるのって素敵だと思った。

って待て待て!死んでたまるかっ。
どうして自分が生まれてきて、そしていつ死んでいくのかなんて分からない。
だけど、私は今ここで仕事のミスを笑って許してくれる仲間や、
遠くで心配してくれる親や
私と関わりを持つみんなに対して
感謝の気持ちを常に持ち続けていたい、と思う。
キレイな物はキレイ、美味しいものは美味しいと素直に感じられる自分でいたいと思う。

布団からのそのそと這い出て見上げた空には月明かりがまぶしい程の月。
ああ、お月様がキレイ。
さっきまで心臓がドキドキするほど嫌な夢を見たことなんてすっかり忘れてまた眠りについた。
今夜は悪夢にうなされませんように。