お客様からの通知表

前のホテルでも今のホテルでもアンケートの分析をしているのだが、
自分が接客したお客様が下した評価はいつでもやっぱり気になるものだ。

よくある評価として、『非常に良い』『良い』『普通』『やや悪い』『悪い』なんていうのが
普通だと思うのだが、うちのホテルはなんとそれが7段階評価。
そんなにあったらそれらを評価して頂くお客様もなかなか大変だ。

自分がご案内したお客様がどんな評価を付けたのか?
それはまるで通知表をもらうような気分である。
それを見ていていつも感じるのだけれど、
私自身の評価は幸いなことに普通、悪いというのはほとんどない。
だが、もっとも良い評価を付けてくれる人もあまりいない。
7段階評価で言えば、ほとんどが上から2番目ぐらい、である。
お客様によって差があるかといえばそうでもない。
自分が得意とするタイプの方でも苦手とするタイプの方でも評価はほとんど同じ。
最も良い評価が付く接客ってどんなものなんだろう。

多分模範的な接客だけじゃ駄目なんだとなんとなく最近そう思う。
別に奇をてらう必要なんて全くないけど、もう一歩踏み込む必要があるんだろうな。
自分の言葉で話すこと、スタッフとしてご案内するんじゃなくて人として会話すること。
でもそれらを教えてくれる人も、また自分に足りないものを指摘してくれる人はここにはいない。
そもそもそこに答えなんてないのかもしれないけれど
自分で探していかなきゃいけないんだろうな。