エゾハルゼミ

エゾハルゼミ
初夏のこの時期に1000メートル以上の標高の山の中でしか見られないセミである。
セミというと、真夏のイメージだが、このセミは6月くらいが最も活発に見られるセミだ。
鳴き声は、カエルとヒグラシ(カナカナカナ…と夏の夕暮れ時に鳴くセミ)を足して2で割ったみたい。『びょーき?びょーき?スケケケケケ…』私には聞こえるのだけど。
山の中でしか聞かなかったこの鳴き声が、ここでは職場のあちこちでうるさいくらいに鳴いている。
職場が山の中なんだから当然といえば当然だが。

昆虫好きなのは子どもの頃から変わらない。
捕まえた虫の名前を熱心に調べて育った私。
夏になれば早起きして雑木林にカブトムシをとりに行ったし、
そういえば、幼虫から育てていた事もあったっけ。
トンボとりなんて、大人になった今でも多分誰よりもうまい(競うものでもないけど)

未だに、セミでもトンボでも素手で平気で捕まえる私。
別にマニアでもなんでもないけど、欲しい本は?と聞かれれば昆虫図鑑と答える。

数日前から鳴き始めたエゾハルゼミの名前をど忘れして、3日ぐらい悩んだくらいだ。
こういうのをふとした時に思い出すと、妙にすっきり。