お邪魔しました
昼間の緑が眩しい森の表情から一転して夜の静かな森。
賑わいを見せる昼間のこの時期の主役は我が物顔の観光客なのだろうけど
夜は森に住む住人たちが主役。
賑わいを見せる昼間のこの時期の主役は我が物顔の観光客なのだろうけど
夜は森に住む住人たちが主役。
何となく姉の家からの帰り道、遠回りして山道が走りたくなって
いつもは通らない峠を超えることにした。
街灯もない暗い道を走りぬける。
何となくスピードを出して走りたくもなるけれど、
交通ルールの通じない彼らの時間にお邪魔する訳で
住人たちを危険にさらしてはいけない。
というよりも万が一鹿や猪とぶつかったりしたら、車は大破してしまう。
ゆえにゆっくりのんびりナイトサファリ気分でドライブ。
何となくスピードを出して走りたくもなるけれど、
交通ルールの通じない彼らの時間にお邪魔する訳で
住人たちを危険にさらしてはいけない。
というよりも万が一鹿や猪とぶつかったりしたら、車は大破してしまう。
ゆえにゆっくりのんびりナイトサファリ気分でドライブ。
しばらく走ってヘアピンカーブを抜けたら
鹿の親子が道のど真ん中に佇んでいた。
いたいた。車を停めて、彼らに道を譲る。
それからちょっとしたら
道の脇でこちらを身じろぎもせず毅然と見つめるカモシカ。
更に数匹の鹿の群れ。
最後に何か大きな獲物を口にくわえた子ギツネ。
鹿の親子が道のど真ん中に佇んでいた。
いたいた。車を停めて、彼らに道を譲る。
それからちょっとしたら
道の脇でこちらを身じろぎもせず毅然と見つめるカモシカ。
更に数匹の鹿の群れ。
最後に何か大きな獲物を口にくわえた子ギツネ。
彼らは決まってライトの強い光に驚きつつも、
こんな夜更けに何しに来たの?といわんばかりにこちらをじっと見つめる。
車を停めてやり過ごす私を見て、
人間なんて放っておいて行こう、行こう、と言わんばかりに、スタスタ森の中に消えていく。
こんな夜更けに何しに来たの?といわんばかりにこちらをじっと見つめる。
車を停めてやり過ごす私を見て、
人間なんて放っておいて行こう、行こう、と言わんばかりに、スタスタ森の中に消えていく。
お邪魔しました。
何となくそんな気分で山を後にした私。
何となくそんな気分で山を後にした私。