書き連ねるということ

会社の子が社用のPCでブログを更新したまま席をはずしたようで
それを使おうとした私は、それを偶然目にしてしまった。
何となくそれを叱責したり茶化したりするのもはばかられたので
そっと右上の赤い×印をクリックして見なかった事にした。
それは多分当人にとって現実の中で一緒に働く人には見られたくないものだろうし
そこがその人にとっての退避場所のように感じたから。

後で家に帰ってからなんだかとっても気になって
自分のPCで結局そのブログを読んでしまったのだけれど
普段ふざけてばかりいて、ちょっと頭が弱いと思われている同僚だが
本当はいろいろ考えていて、そして大きな夢を持っていて
悩んだりぶつかったりして毎日を過ごしてる。
普段おちゃらけて見せるその裏に
ほんの少し影のようなものを感じていたのだけれど
その理由が分かった気がした。
コメントしようかとふと思ったけれど、
そっとしておこうと思った。

これだけ書いている私のブログも会社の人には教えていない。
そしてこうして書き連ねるようになってもう7年以上経つ。
書き始めた頃はブログなんて言葉もなくて『日記』だった。
最初は自分のHPで、そしてそれからあちこち転々としたせいで
データは散り散りになってしまい読み返せるのはここにある2年と数か月分だけ。
そんなに長い期間三日坊主にならず続いているのは奇跡に近いと思うのだけれど・・・。

みんな言葉にはせずとも、態度に示さずとも
それぞれ胸のうちでいろいろな事を考え、そして抱えている。