とんでもない

敬語の話は何度か書いたけれど、
よく耳にする言葉で間違えた言葉、それはとんでもございません
これ、敬語以前に使い方を間違えた日本語である。

正しくは、とんでもないことでございます。である。

だがこれがうまく使えない。
最近この言葉をきちんと使えるようにしようと矯正中だ。
そんな中、お客様にお詫びのお電話をしていた時に、
逆にねぎらいのお言葉を頂いてしまい、何だか逆に申し訳ない感じ。
それでとんでもないことでございます、と言ったつもりが・・・

とんでもないでございます。
片言の日本語みたいになってしまったではないか。
お前はタラちゃんか?というぐらい何だか覚えたての日本語みたいな口調である。
それを聞いて笑いを必死にこらえる事務所にいたスタッフ数人。
私自身口が回らずに間違いに気づいていたもののお詫びの電話なので笑う訳にもいかない。

最後にもう一度、とんでもないことでございます。よしっ言えた!
小さく拍手するスタッフ数人。
こうして人は言葉を覚えていく。(・・・そんな事言える歳でもないが)