暴走ひとり旅 その7 ~エビと格闘

買った伊勢海老は6匹。
刺身で食べて、殻は味噌汁に・・・そんな心構えで買ってきたはいいが、
発泡スチロールに入れられた伊勢海老、氷に浸されて入っていた訳じゃない。
蓋を開いたら、オガクズの中でピクピク動く触角・・・。
・・・うーんなんか嫌な予感。
母と2人で台所で海老祭り。
食べられるという身の危険を感じたのか、
彼らは好き放題跳ね回る、暴れる、オガクズを撒き散らす。
しかも触角の付け根からギィギィと不気味な音を出して鳴く。
キャーキャー言いながら、なにやら修羅場である。

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とりあえず、ボールに収容。
本来この伊勢海老、
立派な触角や足が欠けていると商品価値が下がるそうなのだが
あんまり暴れるものだから、キッチンはさみで
触角をバッサリ切り落とした。
跳ね回っていた海老、ぴたっと動かなくなる。
いや、むしろ動きたいのに動けない、といった感じ。
どうやら彼らにとっての触角、
とっても重要な器官だったらしい。
あらら、ごめんね。

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いいダシが出て、絶妙な甘み
そして海の香りいっぱいの味噌汁。
たまらない自然の恵み。
身はぷりぷりのお刺身で。
そして頭や殻からはお味噌汁にて。
ごちそうさま。




こうして房総ひとり旅は、往復で約600キロほど走って
実家の食卓で無事に終了。