受け入れるということ

楽しみにしていた週末の友人の結婚式を欠席する事にした。
今の私が抱える不安定な状況で出席するのは多分得策ではないから…
ドレスも新調して予め会社に無理を言って休みもとってあったのだがやむを得ない。
残念でたまらない。それでも直前まで悩んだ上で下した決断だ。
人混みが発作の発端になる。
見知らぬ人が大勢いるであろうその場での万が一を考えたら仕方のない事。
おかげで今日1日ふてくされてふさぎこんで過ごす羽目になった。

…もっともふさいでいても仕方ない。
夕方になってのろのろ動き出して
ドライブがてら近くにあるダムに夕焼けの写真を撮りに出かけた。
といっても周りの山にもう陽は沈んでしまって時既に遅しだったのだけれど。

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鉄塔にはたくさんの鳥。
ああ1日が終わる。
巣に戻ろうとする
無数の鳥たちを見ながらぼんやり考えた。
今日の私の1日もまもなく終わり。








復帰を焦るのはもうやめた。
休めって体からの悲鳴を受け入れることにしたから。
だからあがかないしそのためのやむを得ない犠牲もある。
まだ私の復帰までの時間はたっぷりある。
この先私がやりたい事を続いていくための、大事な大事な休息。
釣瓶落としの秋の日とはよく言ったもので、
さっきまでピンク色だった空も
気づいたらすっかり陽は落ちて夜のとばりが訪れてた。

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足元の草むらでガサガサガサッと音がしたので
目を凝らしてみたら
特大の丸々太ったヒキガエル
ここにいるのはこのカエル君と私だけ。
みんな望んでか望まずかグロテスクに生まれた境遇の
この子をきっと怖がるし嫌がるけれど、
なぜか私はこの手のものは特に苦手ではないので、
しばらくノソノソと呑気に草むらを移動する
カエル君と時間を過ごした。
まもなく冬眠の時期を迎えるカエル君も
懸命に自分に与えられた時間を過ごしてる。

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風が冷たく感じてふと立ち上がって見上げたら見事なお月様。
あ、そういえば今日は十三夜だったっけ。