怒涛の中にいない私

ホテルやレストランで働いていると、本当ならクリスマスの怒涛、
そしてそのまま年末年始の怒涛へと一気に突っ走るこの時期。
この時期に何もせずに過ごしているなんて、仕事をしていたらある意味あり得ない事。
クリスマスが決戦の日となる洋食のレストランでは帰れずに泊まりこみの人だっているし
ホテルでは新しい年を職場で迎えるなんて当たり前。
私自身いつのお正月だったかあまりの忙しさに食事をする間もなく朝から晩まで何日も働きづめで
おせち料理を食べてのんびりしている人から来たメールを見て逆恨みした事もあったっけ。

そんな私が今年は家で過ごしている。年末年始も当然ゆったりだ。
働いている知人からはその怒涛の渦中にいる内容のメールが来たりする。
いつもそういう環境にいるはずの自分がそこから離れていると、
なんだか彼らに対して何もしていない自分が申し訳なく感じたりもするし
ちょっとその怒涛を完遂した達成感を味わえない事を寂しく思ったりもする。

『今は未来のためにあるんじゃない。今のために未来の夢がある』
そんなことが手帳の片隅にひっそり書いてあった。
では、今の私に出来ることってなんだろう。
いずれにしろいつかの始動の日に向けて、ちゃんと社会復帰出来るように
人混みアレルギーへのリハビリ(っていったい何するんだか)する事が先決なんだろうな。